先月リリースされたiPhoneのOSであるiOS13の目玉機能の1つとしてバッテリー管理が強化が挙げられますが、iOS13ではOSレベルでiPhoneを使用している時間をAIを使って学習し、使用状況に合わせて適切な充電を行う事でバッテリー寿命を延命させようと言う機能です。
具体的には睡眠中にiPhoneを充電される方であれば、従来は100%フル充電になっても更に充電をし続ける事で劣化していたバッテリーを、起床時間を学習する事で起床時間に合わせて100%の状態にバッテリーを持って行き、睡眠中は80%程度の充電で留めてバッテリー寿命を延ばすと言うのが新しく強化されたiPhoneの充電管理機能です。
ただこれは、規則正しい生活を送る方が最大の恩恵を被る方で、睡眠時間も毎日バラバラ、日中もほぼ1日中、常にモバイルバッテリーに繋げっぱなしで通信をしながら充電すると言う方にとってはあまり意味のない機能でもあったりもします。
そこで今回はiOSの充電管理機能よりも高性能な充電ケーブル自ら充電を制御する「BatteryPal」をご紹介致します。
4つの充電モード
まずこの「BatteryPal」はただの充電ケーブルではなく、スマートフォンにインストールされた専用アプリケーションで、スマートフォンとBluetoothで接続され、この「BatteryPal」を使いスマートフォンを充電中は常にスマートフォンと常に通信してバッテリーの状態を最適な状態に保つ充電デバイスになります。
そして「BatteryPal」には4つのモードがあり、”HOME/OFFICE”モードではバッテリー残量60〜80%の間でキープする様に充電する様になっています。
また”NIGHT”モードでは70〜80%(起床前に100%まで充電する事はありません)、”CAR”モードでは45〜55%、そしてUSERモードは”20〜80%”の間で自由に充電レベルを設定する事が可能です。
と言う様に、充電レベルはどのモードでも最大100%ではなく80%で止めている事がよく分かると思います。これはスマートフォンに利用されているリチウムポリマーは80%前後で充電を止めしまった方がバッテリー寿命が延びる事が分かっているためで、この「BatteryPal」を使うと日中でも80%しか充電しませんのでヘビーに使う方はモバイルバッテリーを携帯して常に充電しておく必要がありますが、バッテリーの持ちは今まで感じた事のないくらい長持ちになります。
”CAR”モードは温度にもシビア
そして”CAR”モードには他のモードにはない温度管理機能が加わっています。
それはスマートフォンに使われているリチウムポリマー電池は高温に弱い事が知られており、車で移動中にナビゲーションアプリを使いナビゲーションを行いながら充電を行うと、CPUやGPSをフルに使う事でスマートフォンの内部温度が上がるだけでなく、充電による発熱で更にスマートフォンは高熱になり加速度的にバッテリーは劣化して行くからなのです。
そこで”CAR”モードではスマートフォンの温度を監視する事でスマートフォンの内部温度が上がると充電を中止してスマートフォンの内部温度が上がりバッテリーが劣化するのを防ぐだけでなく高温によるシャットダウンも防ぎます。
Android端末はUSB-C
そんな「BatteryPal」にはiPhoneで使えるLightningケーブルの他にAndroid端末で使えるUSB-C(microUSBケーブルタイプはラインナップされていません)タイプが用意されていますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/batterypal/batterypal-the-first-smart-charging-cable
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