2016年末、つまり3年前に外部インタフェースがUSB-CしかないMacBook Proが出た頃はUSB-Cケーブル1本買うにしても、従来のUSB機器を接続するにも高価な接続装置を使わざるをえない上に種類も少なく探すのに苦労したものですが、今ではUSB-Cケーブル(Power Deliverには対応していないケーブル)でさえ100円均一ショップで購入できるくらい普及しています。
そして新しくリリースされるAndroidスマートフォンはUSB-Cを採用したものが圧倒的ですし、iPhoneもUSB-C電源やUSB-C出力のモバイルバッテリーから充電した方が18Wで急速充電できると言うメリットがありますので、これからモバイルバッテリーを買い換えるのであればUSB-C出力を内蔵したものがベストチョイスなのは言うまでもありません。
そこで今回は、USB-C PD(Power Deliver)に対応したデバイスを2台同時に充電可能なモバイルバッテリー「ZIRUX Power X」をご紹介致します。
15インチMacBook Proを2台同時に充電できる驚異の出力
まずこの「ZIRUX Power X」で最も抑えておかなければならないのが、USB-C PDに対応したポートを2ポート備えている点です。
1つは入出力兼用で100Wなのですが、もう1ポートも最大60Wに出力に対応しているのです。
つまりこれが意味するのは、一人で15インチMacBook Proを2台同時に操り、そして2台同時に充電すると言う方やシチュエーションは少ないかと思いますが、例えば何かイベントでノートPCを2台並べて展示する様な場合や、屋外で友人や仲間と一緒にPCで作業中にバッテリーが少なくなって来た様な時に一緒にシェアできると言うのは、かなり便利ですし、iPad Proを最速37Wで充電する事ができますからストレスがありません。
また合計で137Wで出力できますので、2台のPCを60Wで急速充電なんて、今までUSB-C出力を持ったモバイルバッテリーをたくさん見て来ていますが、未だにこの「ZIRUX Power X」の様な製品に出会った事はありません(片方は100Wで、もう片方は18Wと言う製品はたくさんあります)。
それにプラスして最大18W出力のQC3.0に対応したポートも備えていますので、従来のmicroUSBで充電するUSBデバイスの事を忘れていない所もこの「ZIRUX Power X」のにくい所です。
充電もたった1時間
さてこの「ZIRUX Power X」のバッテリー容量は27,000mAhです。これをQC3.0に対応した電源で充電したとしても0%の状態から充電すると半日以上は余裕でかかります。
一方この「ZIRUX Power X」はUSB-C PDに対応したポートで100W出力に対応したポートは100W入力としても機能し、何とUSB-C PDに対応して最大100W出力の電源を使えば何とたった1時間で充電できてしまうのですすから、この速さは魅力的です。
シリコンバンパーはスタンドとして
またこの「ZIRUX Power X」にはモバイルバッテリーを誤って落下させた時の破損を防ぐ為に、シリコン製のバンパーが巻き付けられているのですが、このバンパーとモバイルバッテリーの絶妙な高さを利用してノートPCスタンドとしての利用を推薦しています。
これは今のノートPCに搭載されているリチウムポリマーバッテリー等が高温に曝される事で劣化が進むと言う性質を持っているからで、100Wで急速充電しますと発熱も相当な量がありますので、その充電中の発熱からノートPCのバッテリーの劣化の防止をする為にもノートPCの下部に空間を作る事でより放熱し易い様にするのが目的です。
また本体ケースはアルミで、バンパーはブルーとグレイの2色が用意されていますので、もし興味を持たれた方は詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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