見当たらない物を見つける時にとても便利なのがBluetoothタグで、国内で1番シェアを持っているのが”Tile”と言うBluetoothタグです。
Bluetoothタグはスマートフォンと常にワイヤレスイヤホンでも使われているBluetoothと言う通信規格で接続されており、タグをつけたものを置き忘れてBluetoothの電波が弱くなったり切れた時にスマートフォンにその状況を通知して置き忘れを防止する他、見失ったものをBluetoothの電波を頼りに探し出したり、Bluetoothで繋がっている状態であればタグを鳴らしたり光らせたりして見つける手助けをしてくれる、紛失防止に役立つガジェットです。
ただこのBluetoothタグはBluetoothの電波でタグとスマートフォンが通信できる範囲でしか動きません。中にはクラウドGPSと言って、同じBluetoothタグを使っている方同士がたまたま紛失されたBluetoothタグの電波を拾って紛失した方にバックグラウンドでアプリを通じて通知すると言う機能を持ったものもありますが、”Tile”の様にたくさんの方が使っていないと意味がありません。
そこで今回はLTE回線を使い位置の確認が可能なGPSトラッカー「FOUND」をご紹介致します。
$45/年 or $120/Life timeプラン
この「FOUND」は国内であればdocomoやsoftbank、auと言ったキャリアのLTE回線を借りて通信が可能なGPSタグで、全世界携帯電話の電波が出ている地域であれば、どの国、どの場所へ行こうとも居場所を特定する事のできるGPSトラッカーで、特徴的なのが料金の安さです。
1年単位のプランであれば年間$45と、1ヶ月あたり500円前後と低価格で居場所をトラッキングできる他、$120出せば一生涯追加料金ナシで「FOUND」の位置情報をトラッキングできる所です。
国内でも同ジャンルのGPSトラッカーをリースしたり販売したりしているメーカーがありますが、本体価格も使用料も断線この「FOUND」の方が断然お得です。
1年間充電フリーなバッテリー
そしてこの「FOUND」のもう1つの特徴はバッテリーの持ちが非常に長い所です。
通常、LTE通信が可能でGPSを内蔵して位置情報を送信するタイプのGPSトラッカーは定期的にGPSの電波を受信しLTE回線を通じて位置情報をサーバー等に通知していますので、かなりのバッテリーを消費しますので、この「FOUND」と同じ350mAのバッテリー容量ではせいぜい持って4〜5日です(GPSの位置情報の通知間隔が短ければ短いほどバッテリーの消耗は早くなります)。
では何故この「FOUND」はバッテリー寿命が1年と長いのかと言いますと、パッシブモードで動いているからです。
パッシブモードとは日本語で言えば受動的動作と言う感じになりますが、一般的なGPSトラッカーが常に位置情報を送信し続けるのに対してこの「FOUND」は、アプリから「FOUND」の場所の探索を行った時だけ「FOUND」に位置情報を送れと言う命令を出し、「FOUND」はその命令を受け取るとGPS受信機を起動させてGPS衛星の電波を受信し位置情報を通知する様になっており、常にはスリープ状態になっていてバッテリーをほぼ消費しないからなのです。ですから位置を確認した時のレスポンスは他のGPSトラッカーよりは遅くなりますが、一度確認をすると、トラッキングを終了するまでは位置情報は送り続けますので、実用的には問題ありません。
Bluetoothだけでも動作可
またLTE契約を行わなくてもこの「FOUND」はBluetooth通信ユニットを搭載しており、普通のBluetoothタグと同じ様に使用する事が可能です。
そしてBluetoothもBluetooth5の通信モジュールを搭載していますので、昔のBluetoothタグの通信距離が10〜30mだったのに対してこの「FOUND」は屋外で見通しの良い場所であれば300m離れていても通信でき場所の特定が可能ですし、クラウドGPSに対応しておりPebbleBee社のBluetoothタグを使っておられる方との位置情報の交換を行う事ができますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧下さい。
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