頭に巻き付けるヘッドランプは両手が自由に使えるだけでなく、照らし出す場所は頭の向きに連動して動きますので、遠くを照らし出すのではなく、ちょっと前方を照らし出したいと言う時や、狭い場所で作業をする様な場合にはとっても便利なライトです。
しかも最近はLEDのお陰でバッテリーの持ちも良くなっただけでなく軽くなり、点灯時間を長くしようと思えば明るさを変えれば長くなるので、少し暗くても我慢できるのであれば調整して明るさを落とせば、バッテリー切れの心配をせずとも長時間連続使用する事もできます。
ただヘッドランプはLED化のおかげで軽く長時間使用できる様にはなりましたが、その基本的な形状は昔のままなので、昔からあるヘッドライトへの不満が全て解消された様な製品は未だにありません。
そこで今回は、不満なく使えるLEDヘッドランプ「Bilby Headlamp」をご紹介致します。
オールシリコンで跡が残らない
ところで、ヘッドランプで1番不満が多いのは何かと言いますと、ベルトの跡が残ったり、女性であればヘッドランプを取る時に髪の毛が絡みついたりして毛が抜けたり髪が傷んだりする所です。
一般的にヘッドランプに用いられるベルトはゴムベルトです。ゴムベルトはご存じの様に滑りませんので、激しく動いてもヘッドライトが動いたりずり落ちて来たりしないのですが、激しく動いてもズリ落ちない様にしようと思うと結果的にゴムをきつく締めなければならず、それがしっかりと皮膚に食い込んで跡を残したり、頭痛を引き起こしたり、髪の長い方であれば髪を巻き込んでヘッドランプを取る際に髪の毛が抜けたりと、あまり良い結果はもたらしません。
ところがこの「Bilby Headlamp」ではランプも紐もシリコンで一体成型されていますので、女性の方なら髪をまとめるシリコンゴムは髪の毛を巻き込まない事はよくご存じだと思いますが、脱着する際にこの「Bilby Headlamp」なら髪の毛を巻き込んで痛い思いをする事もありません。
またリングストッパーで締め付け具合は微妙に変えられますし、この「Bilby Headlamp」そのものの重さも全体で90gと非常に軽いので、激しく動かなければならない様な時もあまりきつく締め付けなくても軽くて落ちて来ないで、装着感がとても楽です。
5種類のLEDを使い分け
そしてこの「Bilby Headlamp」には使われているLEDの種類はほぼ同じなのですが、それぞれのLEDに被せてあるLEDの光を拡散、収束する為のレンズがそれぞれ違っており、SPOTは足下を広く照らし出し、MIDは照らし出す範囲はSPOTよりも狭いのですがWIDEで照らし出すよりも少し前方を照ら出し、WIDEはそれよりも前方を照らし出すなど、それぞれ目的別に点灯する為のLEDを変えられる様になっています。
またその他にREADINGは手元を照らし出して本や地図と言ったものを読んだり見たりするのに適しています。
更にRED(NIGHT)は明暗のハッキリする赤色LEDで足下をより鮮明に照らし出して、真っ暗な場所でモノを探し出しやすくします。
また輝度(明るさ)はHigh, Lowの2段階で調整できSPOT LowやMid Lowモードで最大105時間の連続点灯が可能な他、BOOSTと言ってSPOT、MID、WIDEの3つのLEDを10分間だけ連続点灯する”BOOST MODE”を使えば最大400ルーメンで周囲を明るく照らし出す事ができる他、これだけ明るくても最大5時間も連続点灯させる事が可能です。
また点灯させるLEDは専用アプリによってフルカスタマイズする事も可能になっています。
IP67防水で水中での使用も可
更にこの「Bilby Headlamp」にはIP67防水と言って水深1mに30分間沈めておいても水が浸入しないと言う防水性能を有しており、ダイビングで深く潜ったりするのに使用すると言った用途には向いていませんが、シュノーケリングをしたり、傘もなく土砂降りの中で作業をしたりと言った時にでも使えるので便利です。
また防水なので汚れた時に石鹸をつけて丸洗いできるのも清潔的ですので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい場合は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/knog/the-bilby-400-lumen-high-powered-silicone-headlamp-by-knog
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