”Luna Display”と言うのはiPadをMacのセカンドディスプレイとして利用できるディスプレイアダプタで、macOSに”Sidecar”と言うiPadをセカンドディスプレイとして利用できる機能が追加されるまでは、iPadをセカンドディスプレイとして使えるアダプタとしては、描画の速さが飛び抜けていましたし、何よりiPadの画面を直接タッチして操作できましたので、タッチ操作に対応していないMacの画面をタッチ操作化できると言う点においては画期的な製品でした。
ただ、単純にiPadをセカンドディスプレイとして使うと言った用途だけでしたら”Sidecar”の方が無料で使えますし、何よりApple純正なのでそれなりに描画も早く使い勝手は良かったのですが、6世代以降のiPadでないと使えないと言う制約があり、それ以前の古いiPadをセカンドディスプレイとして使うのであれば、”Luna Display”なら初代iPadでも使えます(描画スピードは流石にかなり遅いのですが)。
そんな”Luna Display”がWindowsマシンにも対応たNewバージョンをリリースしますので今回ご紹介させて頂きます。
古いiPadをWindowsでも再活用
今回リリースするNew”Luna Display”での1番の注目点はWindowsマシンで利用する事ができる事です。
そしてノートPCはWindowsマシンを使っていてもタブレットはiPadを使っていたりスマートフォンはiPhoneを使っておられると言う方はたくさんおられます。
そこで自宅に買い換えて使っていないiPadが残っていれば、そのiPadを再び2ndモニターとして再び生き返らせる事ができるのです。
今では13インチや15インチクラスのモバイルモニターも非常に安価になって来ており、1万円代で買えたりする様な製品もありますが、家に眠っているiPadなら新規に購入する必要はないので”Luna Display”は購入しなければいけませんが、安価に2ndディスプレイを持つ事ができます。
また何と言ってもiPadを直接操作してWindowsマシンの中のアプリを操作する事ができますしタッチパネルを採用したモバイルディスプレイは更に1万円程度高いので、明らかに”Luna Display”の方が投資金額としては安価に2ndディスプレイを持つ事ができます。
WiFiとUSB
そしてWindows版にWiFiでの接続の他にUSBで接続して使用すると言う使い方ができます。
速度的にはWiFiよりも(電波強度の強いルーターに近い場所で作業するのであれば別ですが)USBの方が描画速度も速く、ストレスなくiPadをセカンドディスプレイとして使えますし、”Luna Display”そのものがグラフィックアクセラレータの役割を果たしていますので、ノートPCのバッテリーを大量に消費したりiPadが異常に加熱して熱くなったりと言う事もありません。
そしてこの”Luna Display”の使い方として別に側にPCがなくても作業できますので、息抜きにリビングにiPadを持って行って作業の続きをすると言った使い方ができますし、マウスやキーボードももちろん使えますのでPowerPointで資料作成なども問題なく行えます。
HDMIが新たに追加
また従来の”Luna Display”がMacに合わせて”mini DisplayPort”と”プッシュスティック”USB-C”の選択肢しかなかったに対して汎用性のある”HDMI”と”USB-C”のラインナップに変更されています。
これによってさすがにVGAしかディスプレイ端子を持たないノートPCは無理ですが、たいていのWindowsノートPCだとHDMIは搭載しており、幅広いマシンで使える様になりましたので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/767721702/luna-display-for-windows
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