日本における携帯電話の人口カバー率は99%を超えており、ほぼどこにいても携帯電話は繋がります。
ただ山間部や海上では通じない場所もあり、そう言った場所で事故や遭難と言った事も含めるとそれなりの通信手段を確保してから現地に行くのがベストです。
そこで今回はISMバンドと呼ばれる、WiFiやBluetooth、電子レンジ等で使われている2.4GHzを使用したトランシーバ「MILO」をご紹介致します。
周囲のノイズを完全に排除する6マイク
まずこのトランシーバ「MILO」の特徴としては通話音質が明瞭であると言う点が上げられます。
「MILO」には何と6つものマイクが内蔵されており、オリジナルのオーディオ処理アルゴリズムにより音声以外のノイズをリアルに除去して相手に送信すると言う能力を持っています。
その能力は例えばマイクに当たる風切り音はもちろんの事ですが、バイクやジェットスキーのエンジン音さえもほぼ消し去った上で、「MILO」を身に着けている本人の話し声だけを明瞭に相手に伝えるのですから、素晴らしいの一言です。
そして「MILO」には最大93dBもの大音量を出す事のできるスピーカーが搭載されていますので、周囲がかなり騒がしくても明瞭な通話できますし、何と言ってもトランシーバとは違い、話す際に通話ボタンを押す必要はなく声を出せば「MILO」が声を拾って音声処理して他の「MILO」へと送信してくれますので、両手が塞がっている状態でも通話できるのが魅力的です。
なお状況によってスピーカーでは聞こえ辛いと言う場合はBlueoothヘッドセットや、有線のイヤホンも使えます。
MiloNetメッシュネットワーク構成で長距離通話も可能
そしてこの「MILO」で使われている周波数ISM(industry science and medical:産業科学医療用)バンドはITU(国際電気通信連合)によって国際的に確保されている周波数帯で、この「MILO」では2.4GHzを使用しており、BluetoothやWiFiの他、電子レンジ、そして最近ではドローンの無線映像送信用周波数としても利用されており、海外では割と容易に使用許可が下りる周波数で、日本でも出力1W以下で技適マークさえ取得すれば誰もが使える周波数です。
そしてこの「MILO」ではWiFiのメッシュネットワークと同じく「MILO」同士が通信・中継する事で電波到達距離は600mなのですが、中継する「MILO」が間にある事で600m以上離れている「MILO」を持って仲間とも通話する事ができます。
しかも1度の充電でほぼ1日通話可能なのも魅力的な点です。
グループ化で秘匿通信
そしてこの「MILO」の通信の特徴としてグループ化する事で、外部に通話内容が漏れないと言う特徴があります。
一般的なトランシーバの場合、周波数さえ合わせれば他人の通話を聞く事ができますが、この「MILO」ではデジタル暗号化する事でグループ化した仲間以外には会話の内容が漏れる事はありません。
またグループ化も「MILO」のグルーピングボタンを同時に押すだけで簡単にグループ化でき、暗号化もその時に行われ以前グルーピングした相手に聞こえると言う事もなく内緒の会話も漏れたりする事がありませんので安心して使用する事ができますので、その他詳細等も含めて下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/okmilo/milo-the-action-communicator
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