近年は毎年の様に日本のどこかで大規模な自然災害が起きて大変な事になっており、今までは電気・ガス・水道と言ったライフラインもすぐに復旧して日本って本当にすごい国だなと感じる事が多かったのですが、ここ数年はその自然災害の規模も大きくなり、1番普及の早そうな電気でさえ数週間から1ヶ月程度復旧するまでかかってしまう様な事も場所によっては起こっています。
特に電気は既に私達の生活に欠かせないものになっており、昔の黒電話でしたら電話線さえ切れてなければ連絡も取れましたが、ワイヤレス電話機や光ファイバー、そして携帯電話やスマートフォンは電気が来なければ連絡する事も、情報を外部から得る事もできません。
そこで、電源を確保すると言う意味では発電機が1番安価で有効な電源の取得方法なのですが、災害時にはガソリンの入手もままならない事がある他、ポツント一軒家ならまだしも街中ですと騒音問題もあり、夜、照明が必要な時に発電機が回せません。
なら、蓄電池であれば騒音も出ないし、ソーラーパネルがあれば太陽さえ出ていれば電気を貯める事ができます。
そこで今回は災害時にとても役立ちそうなポータブルバッテリー「Omni Off-Grid Power」をご紹介致します。
豊富な出力端子
まずこの「Omni Off-Grid Power」で注目すべきは出力端子の多さです。
USB-Aポートは合計4ポート備え、それぞれQuickChaege3.0規格に対応し、最大18W出力が可能で、スマートフォンを急速充電する事ができます。
次にUSB-Cも4ポート備えており、4ポート全てUSB-C PD(Power Deliver)に対応しており、1ポートあたり最大100W、4ポート合わせて合計200Wの出力が可能で、MacBook Pro2台を同時にそれぞれ100W充電できる性能を持っています。
また前面のディスプレイパネルにはシガープラグを備えており、車載の湯沸かし器と言った様なものも使える様になっています。
そして背面には1コンセントあたり最大出力1500Wのコンセントを4つ装備しており、合計で3000Wの出力が可能になっているのですが、このAC出力1500Wはかなり魅力的です。
何故ならAC出力を備えたポータブルバッテリーの多くが非常に出力が小さく100W〜300Wあたりの出力しかないものが一般的で、500Wもあればかなりレアものです。
ですがこの「Omni Off-Grid Power」では1ポート1500Wまでの電化製品が使えますから、ドライヤーであろうとホットプレートであろうと、電子レンジであろうと何でも使えますので、こんなに最強なものはないでしょう。
また炊飯器と電子レンジを併用して使って調理したり出来ますから、まさに災害時には救世主の様な存在です。
予備バッテリーとパネル
そしてこの「Omni Off-Grid Power」が他のポータブルバッテリーと違う点は予備バッテリー、増設バッテリーがラインナップされている事です。
予備バッテリーは「Omni Off-Grid Power」に接続してバッテリー容量を増やす事ができる他、予備バッテリーそのものも単独で電力供給できる様に最大18W出力USB-Aポートを4ポート備えています。
更にオプションとして最大発電量100Wのソーラーパネルが用意されており最大6パネルをデイジーチェーン接続し最大400Wで「Omni Off-Grid Power」を充電する事ができますので、予備バッテリーを「Omni Off-Grid Power」本体と接続しておく事でせっかく発電した電気を無駄にする事なく充電し貯める事ができます。
LoRAネットワークを利用するトランシーバ
そしてこれもオプションにはなりますが、「Omni Off-Grid Power」に直接マウントできる4台のLoRAネットワークを利用したトランシーバ”Omni Connect”が用意されています。
特に停電して電力供給が途絶えると携帯電話の電波もいずれば切れてしまいますので、そう言う場合、仲間内の非常通信手段として”Omni Connect”は利用できます。
この”Omni Connect”は省電力長距離通信が可能なLoRAと言う方式を採用しており、直接お互いのトランシーバが通話できる距離は周囲の状況にもよりますが、3〜8kmですが、LoRAの中継機能を利用する事でより遠くの仲間と話す事もできるだけでなく、会話はAESでデジタル暗号化されており会話の内容が漏れる事はないので安心です。
また1度の充電でおよそ96時間は連続使用が可能ですし、スマートフォンとBluetoothで接続し、専用のアプリケーションをインストールしておく事でテキストメッセージやスマートフォンのGPSの位置情報をお互いやりとりする事もできますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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