荷物を梱包していたダンボールを開ける時にみなさんはカッターナイフやハサミって使ってますか?
ダンボールにも開けやすい様にミシン目がつけてあり、その部分を引っ張るとダンボールが切れて荷物を簡単に取り出す事ができる様になっているダンボールもあれば、手でシュと切れやすいテープを使ったダンボールもありますし、爪を立ててこすっても切れない様なテープで封をしたダンボールもあり、全てがうまく綺麗に道具を使わずにダンボールを開ける事ができる訳ではありません。
そう言う時にすぐに手の届く所にナイフやカッターやハサミが置いてあればダンボール箱を綺麗に開ける事ができますし、外出自粛時の通販利用の増加がそのまま継続しており、週にいくつもダンボールが届いてダンボールの保管場所に困っていると言う方でも、荷物を取り出してその場で綺麗にテープをカットしてダンボールを畳んで重ねておけば、開けただけのダンボールを積み上げておくよりはマシです。
そこで今回はちょっとした開ける、締めると言った機能も持ったEDCツールナイフ「RAZOR」をご紹介致します。
440Cステンレス鋼使用
まずナイフを選ぶ場合、形も気になる所ですが、何よりも材料、素材にどう言った金属、特に刃にどう言った金属を使っているかと言う事を最初に知るのが重要です。
ナイフの刃はある程度硬く、錆びないと言う事が重要で、ナイフに使われる金属としては440Cステンレス鋼が王道です。
この440Cステンレス鋼はカーボン1.0%、クローム17~18%、モリブデン0.45%を含んでおり、錆に特に強く実用硬度HRCは57~ 59と低め、つまり柔らかい柔軟性があると言う事で硬いモノを切った時に刃こぼれがし辛いと言う事を表しています。
一方実用硬度が高いと硬いものでも切れますが、刃こぼれしやすいと言う欠点があり、何より刃こぼれすると刃を研いだりと言うメンテナンスを常にやっておかなくてはいけません。
ですが440Cになると割と身の回りものもは何でも切れ(針金の様な硬いものはNGですが)、メンテナンスは不要と言う事で、よくナイフに使われる鋼材で、この「RAZOR」はダンボールをカットするには最適と言えます。
携帯時の安全性
そしてこう言った折り畳み式のナイフを持ち歩く際に1番気になるのが、刃が途中で出て来ないのか?そして出て来た刃によって手を切ったりする事はないのか?と言った様な怪我の心配です。
折り畳み式のナイフにはライナーロック式、ロックバック式など様々な方式がありますが、何かの加減でストッパー等が押されて刃が出て来ると言うのは有り得ますし、カラビナなどに引っ掛けて腰にキーと一緒にぶら下げて持ち歩くこの「RAZOR」と同じ様なナイフでも同様です。
そこでこの「RAZOR」では使い勝手と言う点では劣りますが、刃の根元に引っ掛ける為のループフックを設け、そのフックをカラビナやキーリングに引っ掛ける事で、刃が回転して開こうとするとフックに通したカラビナやキーリングが引っ掛かって絶対に刃が柄の部分から出て来ない様になっています。
ですからこの「RAZOR」では使用する場合にはフックの切れ目が見えた部分で刃を開くのを一度止めてからカラビナやキーリングを外して再度、刃を開かなければならない様になっており、その動作が面倒ですが安心して持ち歩く事ができます。
プライバー機能搭載
そしてこの「RAZOR」にはナイフとしての機能の他に3つの機能を持っています。
そのうち1番多く使うであろう機能がプライバー(こじり棒)で、先端がマイナスドライバーの様になっていますので、マイナスのネジを回したり、コイン電池の蓋を回したり、塗料缶やオイル缶などの蓋をこじ開けたりする時に便利です。
またプライバーの横には栓抜きがあるので、王冠のついた瓶をよく開けると言う方には便利です。
また柄の部分には六角ナットやボルトを回す為の六角形の穴を並べて空けてありますので、あまり大きさサイズのナットやボルトは回せませんが、緩んだブレーキシューのナットを回して締めると言ったちょっとした用途には使えますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/bomber/razor-not-your-average-box-cutter
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