日本ではコーヒーメーカーと言えばペーパードリップが標準的と言うか一般的ですが、海外に行けばエスプレッソを嗜む国、フレンチプレスを嗜む国と、国にとってコーヒーの楽しみ方、味わい方は違います。
そんな中、世界中どの国でもキャンプでよく使われるのがストープトップと呼ばれる方式のコーヒーメーカーです。
ストーブトップは、湯の沸騰時に発生する空気の圧力でお湯を押し出し、そのお湯がコーヒーを通過する事でコーヒーを入れると言う、言うなればサイホン式の様なコーヒーメーカーで、コーヒーの粉はバスケットと呼ばれる金属製のケースに入れて小さな穴の空いたフィルターを通してエスプレッソの様な形でコーヒーを抽出しますので、紙フィルターの様なものは必要としません。
また器具そのものもパッキン以外はオール金属で流水で洗い流すだけなので手入れが非常に楽なのも魅力的な点で、今回はそんなストーブトップ式のコーヒーメーカー「Orb One」をご紹介致します。
豆の使い分けでエスプレッソ風なものも
この「Orb One」の1番の特徴は、250μmと言う極小の穴が開けられたフィルターのお陰でドリップコーヒーの様なものからエスプレッソ風の濃いコーヒーまで豆の挽き方を変えるだけで様々な味を楽しむ事ができる点です。
通常ペーパードリップはお湯を注いでペーパーフィルターでろ過しますので、粗挽き、細引きでも多少のコーヒーの濃さの違いはあっても同じ豆であればそう大して味は変わりません。
ですがこのストーブトップ式のコーヒーメーカーは底の水が入った密閉容器が熱せられる事で発生する水に含まれていた空気が過熱される事で体積が膨張して気泡となって水から分離されて行く気体の圧力によって容器の細い管から圧力がかかった状態で押し上げられて行きますので、粗挽きの粉ですと素早く通過してドリップされるので、普通のドリップコーヒーの様なコーヒーを抽出する事ができます。
一方、エスプレッソの抽出に使う細引きの粉であればエスプレッソの様な濃いコーヒーを抽出する事ができますので、ミルがあれば1つの豆で様々な味を楽しむ事ができます。
ドーム型は急いでいる時でもすぐに淹れられる
またストーブトップはキャンプに持って行く事を考慮して細長いものが多いのですが、この「Orb One」はドーム状で底部が広く作られています。
そのため、加熱面積が広いので1回あたりマグカップ1杯(約230ml)のコーヒーしか淹れることは出来ませんが、火の当たる面積が広い事で熱伝導が良く本当に数分で水は沸騰してコーヒーを淹れる事ができますので、朝急いでいる様な時でも、ペーパードリップよりも早く、しかも火にかけておくだけで淹れられ手間がかからないのでオススメです。
更にガスや直火以外にも、IHや電熱ヒーターなど多彩なコンロで使えると言うのもポイントで、キャンプ用のストーブトップはIHでは使えませんので、ポイントの高い所でもあります。
エスプレッソ同様、掃除も簡単
またストーブトップのコーヒーメーカーは基本的にはオール金属で作られていますので使い終わった後の洗浄は流水で洗い流すだけです。
またコーヒーの粉もエスプレッソと同じ様に高い圧力が加えられて押し固められますので、バスケット内で固まったコーヒーの粉を破棄するだけで済みますし、予熱でコーヒーの粉に含まれている水分も蒸発して外側はサラサラの状態で取り出せますので、残ったコーヒーの粉を洗い流して流しを掃除したりと言う手間も発生しないと言うのもメリットです。
ですから朝、出かける前でも、粉を捨て、サッと流水で洗い流せば片付けは済みますので、忙しい朝にはピッタリなコーヒーメーカーですので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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