今やレーザー彫刻機は家庭で簡単に扱えるものとなっています。
ただホビー用のレーザー彫刻機はレーザーモジュールの出力が小さく、0.5W〜1W程度のレーザーモジュールを使っていますので、彫刻できる素材は紙、ウレタン、色のついた樹脂(アクリルはNG)、布、皮、木、コルクと言った柔らかいものだけで、金属やガラス、アクリルと言ったレーザー彫刻をする事が多い、してみたい素材は残念ながらレーザー彫刻は出来ません。
しかもECショップで購入可能な中国製の1〜2万円台レーザー彫刻機は彫刻範囲が30〜50mm四方と決して大きくないのも残念な点です。
ですが今回紹介させて頂きますレーザー彫刻機「Runmecy」は、彫刻範囲は95×85mmと、コースター全面にイラストや模様を彫刻できるサイズである他、5Wレーザーモジュールを搭載する事で身の回りにある素材の殆どにレーザー彫刻が可能なレーザー彫刻機なのです。
身の回りにある、あらゆる素材にレーザー彫刻が可能
レーザー彫刻機を購入するにあたり1度にレーザー彫刻が施せる彫刻サイズも重要な要素の1つではありますが、それ以上に重要なのがレーザーモジュールの出力です。
安価なものはレーザーモジュールの出力が低いので安価なだけで、出力の大きいレーザーモジュールを搭載したものになるとどんどんと高価格化して行きます。
ですがこの「Runmecy」は5Wのレーザーモジュールを搭載していながら1台4万円前後で購入できるのですから、同等性能を持ったレーザー彫刻機と比較しても30〜50%ほど安いのです(Kickstarterでのクラファンである事もありますが)。
しかもレーザーモジュールの出力があれば、金属やセラミック(陶器)と言った融点の高い素材にレーザー彫刻が施せますし、光を通過させてしまうガラスや透明なアクリルにもレーザー彫刻を施せますので、例えば赤ちゃんの出産祝いに、その赤ちゃんの手形や足型、そして名前と出生日時をワインボトルの彫刻してプレゼントするなんて言う事も出来ます。
またマグカップに自社のロゴなどをレーザー彫刻してノベルティーグッズとして配布するなんて事もこの「Runmecy」が簡単に出来てしまいます。
また厚み5mm以下の柔らかいものであればカットも出来ますので、ウッドクラフトなどを自分でデザインしてみるなんて事も可能です。
手描きイラストでレーザー彫刻可能
そしてこの「Runmecy」は”Mini laser engraving machine”と言うアプリを使えば、紙に描いたイラストなどをスマートフォンで撮影してそのままレーザー彫刻が可能なのです。
つまりCADアプリ等使えなくても手書きイラストがレーザー彫刻化できる事で、誰もが簡単にレーザー彫刻を楽しむ事ができるのです。
更にJPG, BMP(24bit), TIFF, PNG(32bit and below), PCX(8bit & 24bit), PCDと言ったファイルも扱う事ができますので、カメラで撮影した風景やペットなどもレーザー彫刻が可能です。
しかもこの「Runmecy」で使われているOSRAMのレーザーモジュールのレーザー口径は0.08mmなので超細かな写真も忠実にレーザー彫刻で再現する事ができます。
彫刻エリアを事前チェック
また安価なレーザー彫刻機で多いのが、事前に素材に対するレーザー彫刻がどのあたりに彫刻されるのかが分からない事です。
その点、この「Runmecy」ではレーザーの出力を最小にし、レーザーを素材に当てながら彫刻はせずにヘッドを動かすプレビューモードの様なモードを設けていますので、全体的な仕上がりイメージをしっかりと確認する事はできませんが、はみ出して失敗してしまう事を思えば有難い機能です。
更にこの「Runmecy」は焦点距離をフォーカスリングを回す事で変える事ができますので、ボトルの様な立体的なものに対して彫刻する場合、フォーカスリングで焦点距離を変えられる、合わせる事ができる様にもなっていますので、ある程度のコツさえ掴めれば凸凹した素材にもレーザー彫刻は行えとても使い勝手の良いレーザー彫刻機ですので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1343134807/runmecy-the-most-compact-laser-engraver-and-cutter
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