これからの季節は、気温が下がるにつれて空気も澄んで行き、それに伴って星空も良く見える様になって行きますので、夜はかなり冷え込む様になって来ましたが、山奥のキャンプ場などに行き、真夜中にテントを抜け出して天体望遠鏡を設置して綺麗な星空を眺めるのがオススメです。
そして最近では、スマートフォンのカメラで撮影した夜空にAR技術で星空、星座、惑星等をマッピングしてくれるアプリ等もありますので、比較的素人でも星座を容易に見つけられる様になっています。
ただやはり暗い星となると空気の澄んだ山奥のキャンプ場でも肉眼で認識できるのは5,6等星までが良いところで、それ以下の明るさの星となるとやはり天体望遠鏡が必要となって来ます。
そこで今回は、探さなくても指示すれば見たい星座や惑星を探し荒れてくれる天体望遠鏡「Vespera」をご紹介致します。
置くだけで即観察可能
この天体望遠鏡には、反射鏡と屈折望遠鏡と言う2つのタイプの望遠鏡がありますが、この「Vespera」屈折望遠鏡に属するのですが、歪みゼロ、色収差ゼロ、非点収差ゼロと言う素晴らしいレンズを搭載しているだけでなくメンテナンス不要な様に設計されているとても優秀な望遠鏡なのですが、インタフェースは素人の方でも使える様に設計してあります。
その1つがGPSを使った位置検出システムで、この「Vespera」では三脚を開いて立て、そしてパワーボタンを押せば自動的に「Vespera」に内蔵されたGPSが位置情報、そして「Vespera」が向いている向き(方角)を検出して位置情報を設定してくれる点です。
その為に、この天体望遠鏡「Vespera」では、アプリーションから見たい星座や天体を選ぶだけで自動的に「Vespera」が見たい天体にフォーカスを合わせてくれますので、全く天体観測をした事がない方でもこの「Vespera」を使えば、恥をかかずにもう何十年と天体観測を続けているかのごとく彼女に天体の事を説明する事ができます。
暗い天体もスマホの操作1つで明るく調整
またこの「Vespera」では操作の基本はスマートフォンになりますので、記録ボタンを押せば、今「Vespera」が捉えている夜空をそのままスマートフォンへ画像として記録する事ができるのですが、等級の高い星や天体はどうしても暗くボヤけたり殆ど写らなかったりしますが、この「Vespera」ではスマートフォンで輝度を調整する事で天体を明るくする事ができます。
しかもただ単に画面全体を明るくするのではなく、多時間露光して光を出している天体から届く光によって長時間露光している様な画像に仕上げる様になっており、画面全体が白っぽくなったりする様な事はなく、天体撮影の専門家が撮影した様な夜空の映像を撮影する事ができます。
更に「Vespera」はオートフォーカスで、暗い天体でもしっかりとピントを合わす事ができますので、私達は本当に「Vespera」が切り取る夜空をスマートフォンの画面越しで見るだけですし、同時に5台までのスマートフォンやタブレットを接続して同じ夜空をスマートフォンやタブレット越しに見る事ができますので、大勢の仲間で天体観測すると言った時も便利です。
オートトラッキングで追跡撮影
また「Vespera」ではGPSと天体の軌道データにより、ずっと同じ天体や惑星を追跡し続けると言うオートトラッキング機能も持っており、一夜の天体の変化を時系列を追って撮影する事ができる他、定点をタイムラプス撮影すると言った機能も持っており、撮影に関してはプロのカメラマンに引けを取らない撮影モードが各種用意されていますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/vaonis/vespera-the-new-way-to-observe-the-universe
この記事へのコメントはありません。