最近のMacBookやSurfaceと言った薄っぺらなノートPCは、SSDの容量が少なくなって来たら高容量のものに変えようと思っても簡単にネジ1本外せばSSDを換装できる様なものは今では殆ど皆無で、MacBookは基本的に換装付加ですし、Surfaceでは粘着剤で貼り付けてあるモニター部分をiPadの様に温めながら剥がさなければならなかったりと素人ではほぼ換装すると言う様な事は不可能です。
ですが換装ができないからと言って最初からHDD容量の大きいモデルを選ぶと言うのは1つの手ですが、それはそれでかなりの出費を強いられますので、悩む所ではあります。
そこでオススメなのは外付けHDDを利用する事で、インタフェースがUSB3.1 Gen2に対応していれば最大10Gbpsでの通信が可能ですし、Thunderbolt 3&4ならば最大40Gbpsでの高速通信が可能ですから、ほぼ内蔵SSDと変わらないスピードで外付けSSDにデータを保存したり、読み込んだりする事が可能です。
そこで今回はSSDとUSB-C充電器を合体させた一石二鳥ならぬ一石三鳥とでも言うべきUSB-Cマルチハブ「Gadge Hub」をご紹介致します。
2TByteまでのM.2SSDを内蔵可能
さてこのUSB-Cマルチハブの最大の魅力は2TByteまでのM2.SSDを内蔵できると言う所です。
M2.SSDなのでUSB-Cマルチハブそのものの大きさも最小に抑える事ができますので、携帯性を損なう事がありません。
しかもデータの転送スピードはSATAインターフェースの最高転送速度が6Gbpsなのに対して使われているコントローラーICやM2.SSDの仕様にもよりますが16Gbps以上のスペックを出す事ができますので、どう低く見積もっても3倍以上の転送スピードで高速にファイルをやりとり出来ると言うメリットがあります。
しかもこの「Gadge Hub」には2230、2242、2260,2280の4サイズいずれかのM2.SSDを内蔵する事ができますので、手元に余っているM2.SSDをインストールして使っても良いですし、特売のM2.SSDを買って来て安価にバックアップ用メディアを構築する事ができます。
GaN(窒化ガリウム)パワー半導体で100W給電
次にこの「Gadge Hub」はUSB電源を内蔵していると言う点も便利な点です。
USB-Cマルチハブと言えば、USB-Cによるパススルー充電には対応していても外部電源を利用するものが殆どで、結果的にUSB充電器とUSB-Cマルチハブの2つを持ち歩かなければなりませんが、この「Gadge Hub」に至っては直接コンセントから電源を取り、そして直流に変換してUSB-C PD(Power Deliver)に対応したデバイスであれば最大100Wで給電する能力を持っていますので、外部記憶装置と電源のコラボだけでもかなり価値があると言えます。
USB-C マルチハブとしての能力
そしてUSB-Cマルチハブとしての機能ですが、まず4K@60fps出力のHDMIポートを1ポート、UHS-II規格対応のSDカードリーダー、2.5Gpps通信対応のRJ45 Eathernetポートを備えています。
そしてUSBに関してはUSB 3.1 Gen1に対応したUSB-Aポートを1ポート備え、最大で7.5Wの給電と最高5Gbpsでの通信が可能です。
またUSB-Cは3ポートあり通信規格はUSB3.1 Gen1をサポートして最大5Gbpsでの転送スピードとなりのですが、充電機能はそれぞれ違います。
まずUSB-C1はUSB-C PDに対応したデバイスを5V/1A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/4.75Aの最大95Wでの給電が可能です。
またUSB-C2は5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/5Aをサポートし最大100Wでの給電の他、PPS3.3 11V/5Aもサポートしています。
そして最後にUSB-C3は5V/1Aで最大5Wの給電にしか対応しておらずたくさんのデバイスを1度に充電する際はUSB−C1、C2、C3と出力に差がある事を念頭に入れ、ポートを選んで充電しなければ”あれ?全然充電されないどころかMacBookであれば逆にバッテリー減っていると言う事もありますのでご注意下さい。
なお詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/2001036793/redefining-connectivity-9-in-1-hub-w-ssd-and-25gbe
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