みなさんはBBQの火起こしがもっと早く出来たら良いのにな、って感じる事ってありませんか?
炭を起こす際に重要なのはどうやって酸素を供給するかです。燃焼には酸素が必要ですので炭が燃焼を継続するのに十分な酸素を送り続けなければいけません。
ですから私たちは口で息を吹きかけたり、団扇で扇いでみたりして酸素を送り込もうとするのですが、最近ではバッテリーで動く小型の空気入れにもなるブロワーの様なものもあったり100円均一ショップでも売られる様になった底が抜け、側面にたくさんの穴の空いた大きな計量カップの様な火起こし器を使うと比較的半分の30分から、手慣れた方であれば十数分もあれば火を起こす事ができます。
ですが早く火を起こすには空気を送り込む以外にも空気が通る道を確保しつつ炭を並べると言う作業も必要になって来ますので、ある程度の経験と慣れも必要になりますが、今回紹介する「RocketFire」があれば、誰もが驚くくらい早く火起こしする事ができます。
燃焼に必要なのは空気の流れ
みなさんは一度火がついた炭がどうして安定して燃焼し続ける事ができるのか考えられた事はありますか?
燃焼を続けるには必ず酸素が必要で、その酸素は風でも吹いていてば安定して供給されますが、無風だとそう言った外部から酸素を吹き込むサポートをする様なものもないのでいずれは火は弱くなり消火してしまいますが、BBQをしていて無風でも炭が赤々と燃え続けるのは炭が放出する熱に関係があります。
炭が発生した熱は周囲の空気を温め、温かい空気は密度が低いので上昇しようとしますのでここで上昇気流が起きます。
そして上昇気流が起きると言う事は外部から空気を吸い込むと言う現象が一緒になって起きますので、安定して炭には酸素が供給され燃焼が継続されるのです。
ですからBBQコンロには空気を取り込む為の空気穴が無数に空けられており、筒状の火起こし器を使うと一度炭に火がつけば下から空気を吸い上げ熱せられた空気は上部から排気されると言う対流が小さな空間の中で加速度的に促進されるので早く火起こしする事が出来るのです。
特許を取得したトライアングルヘッド
ではこの「RocketFire」が何故、数分で火起こしができるのかと言いますと、3つのヘッドに秘密があります。
通常バーナーと言うのはヘッドと言うか噴射口から火を放出しますがそれは1つですから火の当たっている1ヶ所しか加熱・燃焼させる事しかできません。
一方このトライアングルヘッドを持つ「RocketFire」は120°毎にヘッドが設けてあり、360°全方向に火を放つ事ができますので、言うなればシングルバーナーと比較すると3倍の面積を加熱する事ができ、より広い面積の炭に着火する事ができますので火の回りも単純計算ですが3倍速くなります。
そして直線ではなく60°斜めに傾斜して噴射する炎は、トライアングルヘッドを中心に外側へと言う空気の流れを炎の噴射と共に作り出しますので、火が当たっている部分ではなくその空気の流れに沿って火はどんどんと広がって行きますので結果的に数分と言う短時間で、何も考えずにただ積み上げただけの炭でもしっかりと火をつける事が出来るのです。
ヘの字に曲がったロングノズル
そしてヘの字に曲がったロングノズルは、バーナーやトーチですと火が大きくなって来ると熱くてバーナーを離して加熱しなくては手を火傷しそうになりますが、この「RocketFire」ですと炭に着火していてもその熱を気にする事なく感じる事なく炭の近くで火が安定するまで加熱を続けらますので、そう言った事も着火が早い要因になっています。
また、ロングノズルはDIYでペール缶を加工したBBQグリルの様な深いものでもノズルを差し込んで着火できると言うメリットがあり、グリルを選ばず使えると言うのもポイントです。
なお燃料はプロパンで、一般的にアウトドア用燃料としてキャンプ用品店で売られているプロパンガスのボンベが使え燃料の確保と言った点でも心配しなくても大丈夫ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/725592188/rocketfire-the-fastest-fire-starter-on-the-planet
この記事へのコメントはありません。