AppleWatchをはじめとするスマートウォッチは、登場した当初はスマートウォッチ単体で動作する事を夢見てみなさん購入しましたが、今ではスマートフォンを補完する、トレーニングをトラッキングすると言ったある程度機能を絞った、特化した使い方をするのが当たり前になっています。
と言いますのもスマートウォッチは腕時計と言う仕様上、ディスプレイの大きさの制約もあり、スマートフォンの様にタッチして操作する事もできますが、表示できる情報も少なく、タッチして操作できる範囲も小さいので、インタフェースをいくら工夫しても限界があるからです。
例えば文字の入力にしても音声認識させて入力させると言う方法と、AppleWatchは文字認識で手入力させる事はできますが、非常に面倒でスマートフォンの様にはスムーズに入力する事はできません。
と言う所からもっぱらスマートフォンへの通知をスマートウォッチで確認する、ないし音楽再生をコントロールすると言った程度にしか使っていない方が大半なのですが、今回紹介するスマートウォッチ「MAD Gaze」スマートフォンの新しい可能性を示す試金石となるかもしれないスマートウォッチになります。
手の動きだけで33のモーションコントロールが可能
では、この「MAD Gaze」の何がスマートウォッチのイノベーションなのかと言いますとモーションコントロールが搭載されているからです。
AppleWatchにも今年、モーションコントロールが搭載されると言う噂がありますが、スマートウォッチには動いた距離や歩数等を検出する為に9軸センサーや6軸センサーと言った動きを検出する為のモーションセンサーが内蔵されています。
そしてこれらセンサーは手や腕の細かな動きをトラッキングする事が可能になっているのですが、それをコマンドとして実行できる様にしたのがこの「MAD Gaze」で、基本動作としては「MAD Gaze」をはめた指を動かす、指を鳴らす、手首を動かす、腕をタップすると言った動作をこの「MAD Gaze」では識別する事ができるのです。
そして実際には手をパーに開く、人差し指と中指を揃えて伸ばすと言った動作や、親指と人差し指を合わてトンと鳴らす、スナップを効かせて鳴らすと言う風に33もの予め設定された動きを認識して様々なコントロールが可能になるのです。
モーションは画面を見なくても操作できる
では実際にモーションでのコントロールが可能となると何が良いのでしょうか?
例えば今でもAppleWatchはカメラアプリを使い、AppleWatchのカメラを起動するとiPhoneがロック状態でもカメラを起動して撮影可能にする事ができる他、AppleWatchをリモコンシャッターにする事ができますが、AppleWatchのモニターを見ながらシャッターを操作しなくてはいけません。
一方この「MAD Gaze」であれば、例えば指パッチン動作にシャッターを割り当てておけば、指を鳴らすだけで撮影が可能になりますから、とてもスマートですよね。
また指を動かす動作でオフフック(かかって来た電話に出る事)操作を可能にしておけば、両手が塞がっていても指さえ動けば電話に出る事ができますから、画面をタップしないと電話に出る事ができないスマートウォッチと比べたらとっても便利じゃないでしょうか。
10種類の運動に対応したアクティブトラッカー
そしてこの「MAD Gaze」はアクティブトラッカーとしても有能で、多くのアクティブトラッカーがランイングとウォーキング、バイクと言った代表的な運動しかモニターできないのと比べ、この「MAD Gaze」ではヨガや縄跳び、ウエイトリフティングなどジムで主に行う運動等も個別にトラッキングし詳細な消費カロリー計算等もできる様になっています。
ただ防水がIP67と50m耐水のSeries2以降のAppleWatchと比較すると防水性は低く水泳のトラッキングは出来ない様になっていますので、ご注意ください。
なおこの「MAD Gaze」は、LTE通信に対応しており、セルラー版のAppleWatchの様にこの「MAD Gaze」だけでも通話・通信を行う事ができる様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は、ウォッチフェイスは1種類ですがバンドは16色用意されていますので、詳細等を含めて下記URLをご覧ください。
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