3Dプリンター等を使い3D造形を行う際に従来は3D CADソフトを使い1からデータを起こすが以前作ったデータを流用して作り直すしかありませんでしたが、今では3Dスキャナを使う事で簡単に実物から3Dデータを短時間で製作する事が可能ですので、例えばペットのミニチュア模型を作ったり、自分の銅像を造ったりと言うものも簡単に行えますし、大切な記念品は大切に収納しておきレプリカを飾ると言った事も簡単に実現可能です。
しかもiPhone 12 Pro/Pro MaxやiPhone 13 Pro/Pro MaxはLiDARセンサーを搭載していますので、これらiPhoneを使えばわざわざ専用のカメラを購入せずとも3Dスキャナアプリを使い簡単にカラーの3Dデータを作り上げる事もできますが、問題は精度です。
実際建築関係では地形や構造物の3DスキャナにiPhoneやiPadを使い3Dスキャンが行える様な商用のアプリなどもありますが、ミニチュアフィギュアの髪の毛1本まで3Dスキャンできる精度は残念ながら持ち合わせていません。
そこでそう言う精度が求められるオブジェクトを3Dスキャンしたいと言う方にオススメのハンディー3Dスキャナ「POP2 3D Scanner」をご紹介致します。
カメラを動かしながら3Dスキャンが可能
まずこの「POP2 3D Scanner」の3Dスキャン方式として特徴的なのは3Dスキャナを手で持ち、カメラを動かしながら被写体を3Dスキャナできる所です。
これはiPhone12やiPhone13でも同じですが、従来の3Dスキャナはスキャナを固定した状態で被写体を回転させてスキャンすると言う方法しかありませんでしたので、おのずとターンテーブルに乗る大きさ以上のものはスキャナできませでしたので、人物や大型のペット、大きな機械のパーツの様なものは3Dスキャンする事はできませんでした。
ですがこの「POP2 3D Scanner」では自由に動かしてスキャンできますので、動ける範囲、手の届く範囲のものであれば3Dスキャンが可能ですので、例えば車のエアロパーツをスキャンし、自分で形状を加工し、自作のリヤウイングを外注して愛車に取り付けると言った事が意図も簡単に出来てしまいます。
しかもスキャン中はスマートフォンやPCのモニターでリアルタイムに確認しながらスキャンする事ができますので、スキャンし忘れた場所や精度が落ちる場所が出て来ると言った事が防ぐ事ができますので、早く精度高くスキャン作業する事ができます。
ターンテーブルと組み合わせる事で0.1mmの精度を実現
そしてこの3Dスキャナ「POP2 3D Scanner」の1番魅力的な点は精度が非常に高い所で、その精度は最大0.1mmです。
つまり昆虫の実物大模型を作りたいと言った場合、ターンテーブルに載せて回転させながらこの「POP2 3D Scanner」を使い3Dスキャンさせれば、細かくて細い足や触覚と言ったものも忠実に0.15mmの3D点群データとして再現する事ができます。
また、精度が求められる機械のパーツの様なものも3Dスキャンさせる事で忠実に複製する事ができますので、古くて作っていたメーカーがなく修理のしようがないと言った機械のパーツも、今では3Dデータさえあればオンライン製造依頼でそう言ったパーツを入手する事が容易に可能です。
ただこの0.1mmと言う精度は手持ちスキャンでは無理であくまでもターンテーブルを使ってのスキャンですのでご注意下さい。
カラースキャンでVRやAR利用も
そしてこの「POP2 3D Scanner」はカラー3Dスキャナだと言う事も忘れてはいけません。
商用の3Dスキャナではカラーで3Dスキャンできるものが数多くありますが、約$500を下回る価格でこの精度でカラースキャンできるなんてのはもは3Dスキャナの革命としか言いようがありません。
スキャンした後に色入れの作業をしなくても良いので、その取り込んだデータをそのままARやVRアプリに取り込んで利用すると言った事も容易に行えますし、質感もそのまま出せるので、もし3Dスキャナがあったらとお考えの方で興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/2125914059/revopoint-pop2-high-precision-3d-scanner
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