モバイルバッテリーに使用されているバッテリーは未だにニッケル水素電池であったりリチウムイオン電池であるのに対して、ACコンセントを備えたポータブル電源で使用されるバッテリーはLiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン)に徐々にではありますが置き換わりつつあります。
このリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの特徴として耐環境性や耐衝撃性に強く可燃性ガスを発生したりしない事から発火の危険性もなく、なおかつエネルギー密度が高い上にエネルギー出力が高いのが特徴で、充電サイクルも3500〜4000回とリチウムイオンの充電サイクルがどう頑張っても1000回行かないのに対して4〜5倍もロングライフです。
ただ価格はリチウムイオンよりもずっと高く普及には至っていなかったのですが、最近は価格も下がって来た事からLiFePO4を使ったポータブル電源も増えて来ており、今回はその中の1つの「OUKITEL P2001」をご紹介致します。
最短充電時間2時間
今回紹介するポータブル電源はバッテリー容量が2,000Whで合計最大出力は全ての出力ポートを合わせると2,000Wと言う、非常にパワフルなポータブル電源なのですが、実際のところ同等の性能を持つリン酸鉄リチウムイオンバッテリーをメインバッテリーに採用したポータブル電源は今回紹介する「OUKITEL P2001」以外にもあります。
ですがあえてこの「OUKITEL P2001」を紹介するのはこの「OUKITEL P2001」そのものの充電性能が高くAC/DCコンバータを搭載しておりコンセントに繋ぐ事で1100Wと言う高電力で約2.5時間でフル充電できる他、ソーラー電源や専用のAC電源アダプタを併用して充電する事で合計1500Wでの充電が可能で1500Wで充電したとなるとたった2時間でフル充電が可能なのです。
これは同等性能を持つポータブル電源の中ではトップクラスの充電性能で、ポータブル電源の多くが十何時間かけないとフル充電できないのと比べて非常にパワフルで災害時なども充電ステーションに持参し短時間で充電を行えますから実用性も十分高く、車のシガープラグから充電できる充電ケーブルもオプションではありますが用意されています。
豊富な出力ポート
そしてこの「OUKITEL P2001」は出力ポートが豊富なのも特徴で、何とACコンセントは6つも備えていますので、災害時やキャンプ等では複数の調理器具を同時を仕様する事ができますし、6つもあればまずコンセントが足りないと言う様な事もありません。
更にUSB-Cポートは2ポート備えているのですが、どちらもUSB−C PD(Power Deliver)に対応しており何と両方とも100Wでの出力が可能で、言うなればMacBook Pro2台を100Wで同時に急速充電できてしまうのです。
またUSB-Aも4ポート備え、そのうち2ポートの最大出力は12W(5V/2.4A)なもののもう2つはQuickCharge3.0の急速充電規格をサポートしておりどちらも最大18Wで充電が可能です。
またこの他にDC12V出力ポートを2ポート備えている他、12V/10A出力が可能なシガープラグとXT60接続端子を備えているのがちょっと珍しい所ですので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/oukitel/oukitel-p2001-2000w-ultimate-portable-power-station
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