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CPLフィルター内蔵でコントラストのハッキリとした撮影が可能な400倍スマートフォン用顕微鏡レンズ「Magyip」

最近、ミクロな画像がInstagramでも結構流行っていますが、こうしたミクロな世界をスマートフォンを使って撮影する為に必要なのが顕微鏡レンズと呼ばれる、レンズです。

従来であれば、プレパラートの上に対象物をセットし、顕微鏡にアダプター等を使ってスマートフォンをセットしたりして撮影するしかありませんでしたが、最近ではスマートフォンに取り付けられる拡大レンズが非常に豊富に出て来ている事から、スマホだけで簡単にミクロの世界の撮影が可能になっています。

ただ問題なのは、レンズを被写体にくっつくか、くっつかないかと言った距離まで近づけて撮影するため、スマートフォンで影が出来てしまい、中にはスマホのフラッシュの光をうまく誘導して被写体を明るく照らして撮影できるレンズもありますが、横や裏側から光を当てるタイプのものまで含めて、影ができたり照明が明るすぎて被写体が白く薄く写ったりするのが問題です。

そこでそう言った映りの悪さをCPLフィルターを内蔵する事で、撮影環境に左右されず見事にクリアな画像を撮影する事ができる「Magyip」をご紹介致します。


CPLフィルター内蔵4群4枚レンズ


今回紹介するスマホ用顕微鏡レンズ「Magyip」の特徴は、このジャンルではおそらく世界で初めてCPLフィルターを内蔵した事です。
CPL(Circularly Polarized Light)フィルターは偏光膜と言うフィルターによって空気中のチリや水分、水面やガラスによって反射しあちこちから飛んで来る光のうち、一定方向の光しか通さない事で色彩コントラストを上げるフィルターです。

例えばサングラスでも海辺でかけると、ギラギラと光る海面が全く光らなくなるサングラスはPLフィルターを搭載しています。

と言う様にこの「Magyip」はCPLフィルターを搭載する事で、今までは斜めから照明を当てていたら照明が直接当たっている被写体の部分が白っぽく写っていたり、レンズに反射する光が映り込んでいたりしたものが一切なくなり、従来の様に照明の位置に苦慮したり、撮影方向を決めるのに四苦八苦したりと言う事がなくなります。

更に4群4枚と言う、凸レンズが1枚だけ入っているだけのレンズとは違い本来の被写体の姿を歪まされる事なく鮮明に拡大して撮影する事ができます。


マウント付きスマホケース


次にこの「Magyip」はケースとレンズがセットになっており、iPhoneであればiPhoneSEシリーズを除くいPhoneX以降の機種に対応したケースが用意されている他、Samsung製スマホであればGalaxy S10以降の機種、後はHuawei Mate30/P40/P40 Proと言った機種用のケースが用意されています。

こう言ったスマホ用拡大レンズの場合、クリップで挟み込んだり、レンズに貼り付けたりと色々なタイプのレンズがあるのですが、例えばクリップで挟み込むタイプはスマートフォンにつけているケースの厚みであったり形状が影響して拡大レンズとスマホのレンズが密着せずスマホのレンズと拡大レンズとの隙間から光が差し込んでうまく撮影できなかったり、撮影しようとスマホを持ち替えたりするとレンズ同士がすぐにズレてしまってなかなか撮影できなかったりと、手軽に使える分、うまく撮影できなかったりします。

一方でケース一体型のレンズは、レンズがズレる事もありませんし光が横から差し込む事もないのでベストな状態でいつでも撮影できますが特定の機種でしか使えないと言うデメリットがありますが、撮影は超スムーズに行えます。

しかもこの「Magyip」はレンズ部分ネジ式になっており普段はレンズを外せば普通のスマートフォンケースとして十分使えますので、こう言ったデザインが好きな方はこのまま利用する事もできますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/2074518111/magyip-400x-microscope-for-smarthone

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