みなさんはライターやマッチと言った文明的なモノを使わずに火起こしをされた事ってありますか?
太古の火起こし術としては摩擦熱による火起こし方法があり、基本的には木と木を擦り合わせる事で摩擦で摩擦熱を発生されて発火点以上にまで加熱させて火を起こすのですが、”きりもみ式”、”ひもぎり式”、”ゆみぎり式”と大きく3つの方法があります。
これら3つの方法は乾いた木さえあれば火を起こせる方法ですが、慣れていない素人には時間ばかりかかって火をおこせない事もしばしばある不確定要素の高い火起こしの仕方です。
一方で火打ち石(ファイヤースターター)を使った火起こしはすごくメジャーですし、虫眼鏡を使った火起こしは昔、理科の実験で黒い紙を焦がしたりしましたが、今回紹介する「Hot Shot Fire Card Gen2」はそう言った各種火起こしを体験できる、持っていればいざ火が必要になった際に便利な火起こしセットになります。
Hot Shot Fire Starting Card
今回紹介する火起こしツール「Hot Shot Fire Card Gen2」はクレジットカードサイズ大の便利ツールで、”Hot Shot Fire Starting Card”は火打ち石を使った火起こしが可能な道具で構成されています。
まず”High carbon steel knife”はカーボン製のナイフで、木を薄く細かく、おがくずの様に削る事で火をつきやすく道具で、下準備の中核をなすナイフとなります。そして実際に火花を散らす素材としてセリウムを含んだフェロセリウムロッドの他にマグネシウムの棒も入っており、着火し辛い時はマグネシウム、慣れて来ればフェロセリウムロッドと使い分けが出来る様になっています。
またこのカード型のケースの一辺がギザギザに刃がつけてあり、木を切ったりする際に使える様になっています。
そしてこの「Hot Shot Fire Card Gen2」には火起こしの方法が掲載されたガイドブックが付属しているのですが、その中にプラスチックのカードをナイフで”ささがき”の様に削る事で火を付けやすくし、これを火だねとして使用する方法なども紹介されていて役に立ちます。
Magnifier Card
次に紹介するのが”Magnifier Card”で、これは誰もが知る太陽の光を集めて火を起こす、虫眼鏡と同じ原理を利用した火起こしガジェットで、色の濃い燃えやすそうな素材を見つけて来て、このレンズで太陽の光を集めるだけでアッと言う間に火起こしが行える、言うなれば原始的な方法の中では1番手間のかからない火起こし方法になります。
Match Card
そして最後に紹介する”Match Card”はマッチです。カード型の19本のマッチです。
えぇ〜他の方法に比べてズルくない?と思われるかもしれませんが、これは例えば雨が降っていたりして太陽が出ていない、拾って来る材木は濡れていると言った状況においては虫眼眼もファイヤースターターも役に立たない場合がありますので、そう言う際にマッチは最適です。
またこの他にも付属しているハウツゥー冊子には、電球のフィラメントと乾電池を使った火起こしの方法であるとか、コンセントのトラキング現象を流用して火花を飛び散らせるコンセントの作り方など様々な火起こしの方法が掲載されており、すごく勉強にもなりますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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