電子ペーパーとも呼ばれているE-Inkディスプレイは、画面を書き換える際にのみ電力を消費し、電源を切っても表示されている内容は失われない事から非常にエコなディスプレイである事と、バックライトを持たずとも、紙の新聞や雑誌、本などを読む時と同じ様に太陽の光や蛍光灯や電球の光があればディスプレイを読む事ができる事で消費電力がとても低いだけではなくディスプレイに差し込んだ光の反射光を見る事で眼にとってはとても優しいディスプレイであると言うメリットがあります。
一方でE-Inkディスプレイは画面を書き換える際に非常に時間がかかるのがデメリットで、4〜5年前のモノクロのE-Inkディスプレイは、画面を書き換えているが紙芝居を見ているかの様によく分かったので、動画をまともに見る事はもちろん、ウィンドゥをドラッグするのも残像がモニター上に残るなど普通のディスプレイとして使用するには到底無理な代物でした。
ですが技術革新により今ではカラーのE-Inkディスプレイが登場しているだけでなく、書換が遅いと言う問題もある程度は解消・解決されており、今回紹介するE-Inkディスプレイ「BIGME B251」は、十分実用レベルで普段のPC作業に使えるディスプレイとなっています。
なめらかなスクロール
まず今回紹介するE-Inkディスプレイ「BIGME B251」を使ってみて驚くのはE-Inkとは思えないほどスムーズに画面が動く事です。
カーソルを動かすだけであれば動くカーソルの部分だけを書き換えるだけなので、動くカーソルがカクカクとブレーキがかかる様に動いたり、ワープしたりする様な事はありませんが、画面全体を動かすと従来のE-Inkディスプレイであればカクカクとしかスクロールさせる事は出来ませんでしたが、この「BIGME B251」はE-Inkとは思えないほどのスムーズに画面がスクロールするので驚きです。
またリフレッシュレートや、黒の色調、光の度合いなどをWebページ、テキスト、イメージ、ビデオと画面に表示させる内容についてワンクリックで切替られる様になっているだけでなく、電源のON/OFFやボリュームなど音声でコントロールする事もできますので、その都度スイッチを操作する必用がない様にもなっています。
更にこのディスプレイは縦向きに回転させる事が出来る様にもなっていますので、文章を編集したり、プログラミングを行うと言った際には横に広いよりも縦に長い方が表示できる情報量が増えますので、効率的に作業が行えます。
インタフェース
次にこのE-Inkモニター「BIGME B251」にはHDMIの他にMiniHDMI、DsiplayPortと複数のビデオポートを備え、この他にUSB-C×2,USB-A×3とUSB-Cでのビデオ入力にも対応しており、USB-Cハブとしても機能し、モニター単体の”BIGME B251 Monitor”の他に第 12 世代インテル i5 プロセッサー、16GB RAM、1TB SSDを搭載した”BIGME B251 All in One Computer”と言うPC一体型のモニターもラインアップされています。
更にワイヤレスでの画面の転送プロトコルであるMiracast, Airplay, DLNAと言ったメジャーなプロコルもサポートしており、スマートフォンやタブレットの画面をミラーリングさせて利用する事もできる、まさにパーフェクトなマルチに使えるモニターにもなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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