USB-Cマルチハブは今ではPCだけではなくAndroidスマートフォンやタブレット、iPad ProやiPad Air、そしてiPhone15シリーズ等でも使用する事ができ、これまで専用の装置がなければ外付けSSDにデータを移動させたり、外部ディスプレイに接続して映像を映し出したりする事が出来なかったのが、USB-Cマルチハブが1台あるだけで何でも出来る出来る様になっています。
そこで今回はUSB-Cマルチハブとしては珍しいUSB電源も搭載したUSB-Cマルチハブ「13-in-1 Docking Charge Station」をご紹介致します。
140W電源搭載
USB-CマルチハブにはたいていUSB-C PD(Power Deliver)入力と言ってUSB電源に接続する為のポートが特別に用意されており、このUSB-C PDポートにUSB電源を接続する事で、USB-CのHOSTポートに接続したノートPCなどを充電しつつ、USB-Aポートに差し込んだUSBメモリや外付けSSD等とデータ通信が出来る様になっています。
但しこの場合、必ずUSB-C電源が別途必要になりますし、もし持ち歩くのを忘れるとPC本体からUSB-Cマルチハブを通して外付けSSD等に給電する事になりますので、ノートPCの電源は見る見る間に減って行き作業するのも気が気ではなくなります。
そう言う点においてUSB-Cマルチハブに電源が搭載されていると言うのは配線もスッキリですし、この「13-in-1 Docking Charge Station」には140WのGaNパワー半導体を使ったUSB電源を搭載していますので、フロントパネルに設けられたUSB-Cマルチハブには PD3.1ポートを使う事で最新のMacBook Pro等は140Wで急速充電する事が出来ます。
また背面のUSB-C HOSTポートでも最大95Wで電力供給を行う事が出来ますので、接続したPCなどを急速充電しつつUSB-Cマルチハブに接続されたUSBメモリや外付けSSD等とも高速にファイルの受け渡しが行えます。
そしてまた、USB-CPDとUSB-C HOSTを同時に使用する場合、一般的なUSB-C電源ですと供給電力の割当の優先順位が決まっているのですが、この「13-in-1 Docking Charge Station」ではUSB-C HOSTが優先ではあるものの、両方のポートに接続されたデバイスに流れる電力に応じてリニアに供給電力を変更できる様になっているため、HOST側に接続したデバイスのバッテリー残量がある程度回復すればPD側の電力供給を増やしバッテリー残量の回復を早める事が出来る様になっています。
NVMe M.2 SSD搭載可
次にこのUSB-CマルチハブにはM.2 SSDを内蔵する事が出来るスロットが1つ設けてあり、最大4TBまでの2230、2242、2260、2280サイズのM.2 SSDを搭載する事が出来る様になっており、外付けSSDを持ち歩かなくとも大容量のデータを持ち歩く事が出来ますし、M.2 SSDの他に何とSDカードを内蔵して外付けの記憶装置として利用する事が出来る様になっているのが他のSSDを内蔵する事ができるUSB-Cマルチハブとは大きく違う所です。
また電源をUSB-Cマルチハブの中に搭載している事でSSDには安定した電力が供給されますので、外部電源のUSB-Cマルチハブと比較すると電力供給が不安定になる事でのデータの消失等を防ぐ事が出来る様になっています。
より速さを求めた拡張ポート
そしてこのUSB-Cマルチハブ「13-in-1 Docking Charge Station」にはUSB-Cポートが2ポートとUSB-Aポートが2ポート備えられているのですが、USB-CだけでなくUSB-Aポートも最大10Gbpsの高速通信が可能となっています。
更にEathernetポートも2.5Gbpsの高速通信に対応していますしSDカード、microSDカードスロットもUHS-II規格をサポートし最大312MB/sでカードからデータを高速で転送する事が出来る様にもなっています。
そしてこの他にHDMIとDisplayPortをそれぞれ1ポートずつ備えており、1ポートだけの使用なら8k@60Hzでの映像出力が可能でHDMIとDPポートの双方を使い2枚のディスプレイを接続するとそれぞのディスプレイに対して4k@60Hzの映像出力が可能な他、Windowsマシンですと2枚のモニターを別々のモニターとして接続する事ができ、ノートPCのモニターと合わせてトリプルディスプレイ環境で作業が行えます。
そしてまたこの「13-in-1 Docking Charge Station」にはUSB-Cの機能とは全く別ものになりますが、フロントパネルにフルカラーLEDが内蔵されており、スイッチを使って色を変え、間接照明的な使い方も出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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