材料をドリルを使って削って加工するCNC加工機やレーザーを使って素材を焼いて絵や文字などを彫り込むレーザー彫刻機は今では3Dプリンターと同様に家庭でも手軽に使えるホビー機の様なものも数多くリリースされています。
ですがCNC加工機もレーザー彫刻機も手を出していけないのは自分で組み立てるタイプのもので、特にこれから加工を始めてみようと言う方は絶対に手を出してはいけません。
と言いますのも自分で組み立てるタイプの加工機はただパーツを組み合わせて行けば良いと言う訳ではなく、組み立てた直後に使っても加工がうまく行くと言うケースは少なく、使いながら調整して行くと言う作業が必ず必要になって来るからで、この部分は全くの使用経験のない方には無理だからです。
そこで今回は箱から取り出せばすぐに使えるボックス型CNC&レーザー加工機「Cubiko」をご紹介致します。
箱から出してすぐに使用可能

今回紹介する「Cubiko」は、CNC加工とレーザー彫刻の両方が行える加工機で、ワーキングエリアと言って加工できる素材の大きさは最大で150mm×140mm×40mmと、縦横サイズはA5サイズよりも小さくなりますので、CNC加工で言えば、コースターの様なものを切り出したり、キーホルダーを切り出したりと言った加工が行えます。

ただ制御精度は非常に高く0.1mmの精度で位置制御が行えるだけでなく多点オートレベリング機能なども備えており、精密さがとても要求されるPCB基板に溝を刻み込んで家電製品の中に入っている様なプリント基板を加工する事が出来ますし、DIP部品を差し込む為の穴なども開けられますので、DIYでプリント基板を作っておられた方は、もうエッチングやドリルを使って穴を開けたりと言う面倒な作業から解放されます。
そしてもう1つ、この「Cubiko」はボックス型で作業中は密閉されているため、切り屑等が周囲に飛び散ったりと言う事がありませんし、音も囲まれている分だけ静かです。
5.5Wレーザーモジュール

次にヘッドをCNCドリルからレーザーモジュールに交換する事でレーザー彫刻機として利用でき、ワーキングエリアはCNC加工時と同じ150mm×140mmとなります。
またこの「Cubiko」のレーザーモジュールの出力は5.5Wですので、木製素材全般、フェルト、革、、樹脂と言った他にアルミや銅と言った柔らかい金属が加工対象となり、ステンレス等の硬い金属や透明ガラスなどは加工が難しいので注意が必要です。
そしてこの「Cubiko」はUSBケーブルないしWiFiでの接続が可能となっており、PC以外にもスマートフォンやタブレットなどを使って加工する事が出来ますので、誰もが手軽にCNC加工やレーザー彫刻を楽しむ事が出来ます。
研磨加工

そしてこの「Cubiko」ではCNC加工ヘッドにポリッシャーを取り付ける事で、何と研磨作業も行える様になっています。
研磨と言うのは磨く作業の事で、例えば落としてしまって擦り傷のついたスマートフォンのモニターを磨いてキズをなくしたりと言った作業がこの「Cubiko」では行えますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。














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