もう回りの風景を見渡すと随分と木々も紅葉して来ましたよね。そして週末になるとバックパックを背負って朝早くから移動される方を駅やバス停でよく見かける様になって来ました。
ですが山の天候は変わりやすく、秋になると「きのこ狩りに出かけた一行が行方不明に」だとか「天候が悪化して取り残されて」と言った様なニュースをよく見聞きする様になります。
そんな万が一の時に一番活躍するのが携帯電話です。日本では”えっ！！こんな所でも”と言う所でもアンテナマークがちゃんと表示されて通話や通信ができる所が少なくありません。ですがバッテリーがなくてはいくら電波が届いていても情報発信する事すらできませんから、バッテリーのなくなった携帯電話は無用の長物にしかなりません。

そしてそう言う場面で役に立つのが発電機です。ですがあまり重く嵩張るものだと持ち運びにも困りますから、できるだけ小型で場所の取らないものの方が便利です。
この「HeLi-on」はまさに直径3.6cm×長さ11.3cmでわずか105gと言う小型のパワフルなソーラーパネルを内蔵したモバイルバッテリーです。

「HeLi-on」には2600mAhのリチウムイオンバッテリーが内蔵されており、USB電源からも、内蔵のソーラーパネルからも充電する事ができます。
そして「HeLi-on」の内蔵ソーラーパネルが発電できない様な状況（室内であったり、夜間であったり、曇っていたり雨が降っていたり）の時はこの内蔵のバッテリーでスマートフォンを充電する事ができます。
容量が2600mAhもありますからiPhone6、iPhone6sなら1回フル充電できますし6Plus,6sPlusでもほぼ100%近く充電するだけの容量を持っています。

そして「HeLi-on」のソーラーパネルですが、通常は巻き取ってあり、発電する時だけスルスルっと引き出して広げて置けば、すぐに発電を開始します。
ですが、そんなペラペラのフィルム状のソーラーパネルって見た事がないですよね。それはこの「HeLi-on」に使われているソーラーパネルの発電に使っている材料が有機薄膜太陽電池（OPV）と言うものだからです。
今年に入って発電効率が10%近くにまでなったと言うニュースが流れていたので見聞きされた事があるかもしれませんが、「塗って作る太陽電池」で有名な素材で、塗って電極をつければそこから電力が取れるのがこの有機薄膜太陽電池の特徴です。ですからガラスからこう言ったフィルムまで何にでも塗るだけでどんなものでもソーラーパネルになりますので低コストで大面積化ができ、次世代の太陽電池として注目を集めている素材です。

それをこの「HeLi-on」はいち早く採用して製品化しました。これまでソーラーパネルと言うと平面な基板上にセルパターンをプリントして作らないといけませんでしたらからどうしても小型化と言うものには無縁だったのですが、有機薄膜太陽電池は塗った素材がソーラーパネルになりますのでフィルムに塗ってパネルを作ればこの「HeLi-on」の様に巻き取ってしまう事もできるのです。

ちなみに「HeLi-on」の発電能力は晴天時で約2～3時間で2600mAhの内蔵バッテリーをフル充電できる性能を持っています。つまり接続したiPhone6でも同等の時間でフル充電できますよ。

これならちょっとバックパックの底に入れておいても荷物になりませんから、いざと言う時の為の非常電源として入れておいてはいかがでしょうか？

詳細については下記URLをご覧ください

https://www.kickstarter.com/projects/infinitypv/heli-on

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