家電量販店のヘッドフォン売り場に行くと、もうどれを選んで良いのやら分からないくらいの数のヘッドホンやイヤホンが展示されていますが、その中でも”ノイズキャンセリング機能搭載”なんて書かれたヘッドホンやイヤホンが最近増えているとは思いませんか?
このノイズキャンセリング機能と言うのは文字通り、”騒音”をキャンセルする、つまり周囲の騒音や雑音を意図的に消して耳には入って来ない様にする技術なのですが、これを搭載したヘッドホンやイヤホンを使う事でどう言ったメリットがあるのかと言いますと、まず楽曲に集中して聴く事ができる事が挙げられます。
どうしても周囲の雑音が大きいとヘッドホンから流れる楽曲のサウンドが聴き取り辛くなるばかりか、それに伴ってボリュームを上げると、聴力の低下を招くだけでなく周囲の人へもヘッドホンのスピーカーから漏れた音(俗に言うシャカシャカ音)で不快な思いをさせてしまいます。
ですからノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンやイヤホンを買う価値と言うのは十分にあり、今回紹介します「Enclave」は最新のデジタルノイズキャンセリング機能を搭載していますので、従来のノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンやイヤホンと比べてより楽曲をクリアなサウンドで楽しむ事ができる様になっています。
ではノイズキャンセリング機能の事をご存じない方に簡単に説明しますと、”音と言うのは波である”と言う事は学校の理科の授業で習ったかと思いますが、ノイズキャンセリング機能はその波を打ち消す逆位相の波を意図的に作り出す事でノイズをかき消します。
例えば超わかり易くデフォルメして解説すると”+3”と言うノイズがあるとするとノイズキャンセリング機能は”-3”と言う波を出して”+3″+”-3″=0の様な図式でノイズを消すと思ってもらえばよいかと思います。
ただ従来のノイズキャンセリング機能はアナログ回路で、予め作ってある音を入って来た音に対して被せていたので、音の強弱やそのノイズに含まれている周波数によっては対応(例えば、車のロードノイズや話し声、電車の走行音など日常ありふれた音には対応していても、夜回りの拍子木のカンカンと言う様な普段は聞く事がない様な音には対応できない)できない事もあり完璧に消せていたかと言うと消せていませんでしたし、肝心のヘッドホンやイヤホンのスピーカーから出るドラムの音であるとかボーカルの音が小さくなってしまうと言うものさえありました。
ですがデジタルノイズキャンセリング機能によって入って来た音をA/Dコンバーターでデジタル化し、完璧にそれを打ち消す逆位相の音を作り出した後にオーディオプレイヤーから送られて来るデジタル音データと合成し調整する事で、周囲のノイズは消すけれども以前の様にボーカルやドラムの音が小さくならない様になります。
つまり、今までは何かボヤ〜とノイズキャンセリング機能によってボケていた様なサウンドが、デジタル化された事でノイズキャンセリング機能を通さないで聴いているのと同じ感じで聴く事ができると言うわけです。
更にそのデジタルノイズキャンセリング機能の強さはスマートフォンにインストールしたアプリケーションによってレベルを変える事ができますので、その時の状況に合わせてOFFにする事もできれば弱めて周囲の音を少しは拾う様にもする事ができます。
そうでないと後ろからやって来る自転車や車に気付かないで歩いていて、危ない目に合うかもしれませんから…..
そしてヘッドホン、イヤホンとしての性能はBluetooth4.2を採用し、直径13mmのドライバーを内蔵して再生周波数は22〜16kHzとこのあたりのスペックはごくごく一般的なのですが、総重量がたった20gと超軽量で、それでいて連続再生時間は最大5時間とかなりのロングライフ設計になっていますので、通勤や通学にも充電フリーでお使い頂けます。
また防汗構造になっておりスポーツ中の使用にも適していますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/matricon/the-most-affordable-bluetooth-headphone-with-digit
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