今のモバイル機器や家電製品の多くは重い石の様な変圧器をキャリーケースに入れて持ち歩かなくても全世界どこへ行っても100〜250Vの電圧の範囲内であればコンセントに差すだけで電圧を気にする事なく使える様に作られています。

ただ対応しているのは電圧だけで、コンセントの形状はアメリカ以外の国に行けばコンセントの形状が異なり、プラグが丸い棒状のものがあったり、私達が使っている100Vのコンセントとプラグの形状は似ていてもカタカナの”ハ”の字の様に開いていたり、プラグが3本だったり色々で、そのままではコンセントは差さりませんので必ずコンセントアダプタ(コンバータ)が必要となります。

ただそのコンセントアダプタも今のアダプタは携帯性を良くする為にギリギリのサイズにまでコンパクト化されており、目立たないのでそれがかえって紛失する元となっています。

特にコンセントを抜いた時にコンセントアダプタをそのまま壁のコンセントに差したままで忘れると言う忘れ物方が多く、すぐに購入できる様な電気屋さんの多い地域でないと、充電できなくなったりして色々と困ります。

そこで今回は忘れる事のない目立った大きさ、そして多機能さを持ったワールドワイド・電源アダプタ「Passport Pro」をご紹介致します。

ところで今回紹介します「Passport Pro」は既に市販化されている”Passport”のバージョンアップ版となり、前製品と比較してより16％コンパクト化され重さも軽くなった他、USBの充電性能も大幅にバージョンアップされています。

その1つ目が16％の小型化です。この”Passport”は全世界200の国で使われているコンセントに対応し、そして誰もが安全に使える様にレバーをスライドさせる事でプラグ(電極)が飛び出す構造になっています。
そこで4つに分類されるコンセントに合わせて4つのスライドレバーでプラグの出し入れを”Passport”は行っていたのですが、「Passport Pro」ではその1つを廃止し、その代わり差し込み口のカバーにもなっているアダプタを抜いてオーストラリアや中国の一部で使われているOタイプに差し込むカバーを差し込む事で一番採用国の多い丸型プラグのコンセントに差し込める様になっています。

ただこの「Passport Pro」ではコンセントの形状でちょっと気をつけないといけない事があります。
それはタイプD, H, K, Mと言うタイプのコンセントを採用している国で、このタイプのコンセントは中東や東南アジアで採用している国が多いのですが、これら国では電圧が同じで違うタイプのコンセントも同時に使えるマルチタイプのコンセントを採用していますので通常は問題ないのですが、宿泊したホテルによってはこれら使えない形状のコンセントタイプのコンセントしかない場合もありますので、東南アジアや中東へ行かれる方は先に下調べをしてからお出かけ下さい。

そして2つ目のUSBの充電性能ですが、”Passport”が5V/2.4A出力のUSB-A出力ポートを4ポート備え合計出力が25Wだったのに対して「Passport Pro」は3ポートは5V/2.4A出力なのですが1ポートはUSB-Cコネクタに変更され、USB-C PD(Power Deliver)に対応し、5V/3A、9V/2A、12V/1.5Aの最大18W出力になった事と、QuickCharge3.0規格にも対応しており、USB-C QCでは3.6〜6V/3A、6〜9V/2A、9〜12V/1.5Aの18W出力にも対応しており急速充電環境が良くなっています。
そして総出力も30Wとたった5Wですが増えていますので複数台充電した時の充電スピードお落ち方が”Passport”と比べて遙かに良くなっています。

更にAC出力も”Passport”が6A Max(100Vなら600W、250Vなら1500W)だったのが、10A Max(100Vで1000W、250Vで2500W)出力を確保した事で、出力の大きい”Dyson Supersonic”も使える様になっています。

また”Passport”から搭載されており評判の良い赤ちゃん金属製のスプーンやフォークをこの「Passport Pro」に差し込んでも感電したりしない様に差し込めない様にする”Baby Proof”機能も備えていますので、USB充電器として日常的に自宅で使うと言う事もできますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/625327275/passport-pro-the-worlds-safest-global-travel-adapt