ソーラーパネルを内蔵したモバイルバッテリーの利点は、電源がなくても停電になっても太陽が出ていれば無尽蔵に充電できる所です。
その為にアウトドアに良く出かけたりされる方や屋外でスポーツされる方等がよく使われますが、ソーラーパネル搭載のモバイルバッテリーも、ちゃんと品物を吟味して購入しなければ、すぐに充電できなくなってしまうと言う事になりかねません。
実際に最初の数回は屋外や車のダッシュボードの上に置いておけば十分に充電されていたのに、最近はUSB電源からフル充電した状態でスマートフォン等を充電しても数%しか充電していないにも関わらずすぐにバッテリー切れを起こしてしまうと言う経験をされた方も少なくないはずです。
そこで今回は、そう言うバッテリーがすぐにダメにならない上にUSB-C出力を備えiPhone等を急速充電する事のできるバッテリー容量3,700mAhのソーラー充電モバイルバッテリー「Rapid Sol Gen 2 Solar Charger」をご紹介致します。
熱がバッテリーをダメにする
では何故、新品で購入したソーラーパネルを搭載したモバイルバッテリーがまだ数回、数十回しかソーラー充電していないのに早々とバッテリー切れを起こすくらいに劣化するのでしょうか?
それは熱と大いに関係があります。ソーラーパネルで発電してバッテリーを充電するのですから当然、晴れた雲一つ無い状態の天気の時に屋外に出して充電したいと思うのが発電量や充電スピードを考えても自然の流れなのですが、太陽からは様々な波長に光りが出ており、物体を熱する赤外線も出ており、この赤外線が太陽に当たっている場所を温めます。
つまり影のない場所へソーラーパネル搭載のモバイルバッテリーを出すとモバイルバッテリーそのものが赤外線により熱せられて内部温度が上がります。そしてモバイルバッテリーに一般的に使われているリチウムイオン電池やリチウムポリマー電池は動作保証温度の高いものでも周囲温度が60℃を越えた状態で充放電の為に電気を流していると急速にバッテリーの劣化が進み容量が減って行くのです。
ですから太陽のよく当たる所にモバイルバッテリーを置き、そして数時間後にバッテリーを触った時に火傷するくらい熱いと感じたならば確実にバッテリーが劣化してバッテリー容量は減っていると思って間違いありません。
ですのでソーラーパネルを搭載したモバイルバッテリーは内部温度が上がらない様に充電中はファン等で空気を対流させてやり放熱をしっかりとしてやる必要があります。
そうかこの「Rapid Sol Gen 2 Solar Charger」の様にバッテリー本体とソーラーパネルを分離し、太陽が直接当たらない様にソーラーパネルでバッテリー部分は隠すだけでなく風通し良く太陽光から隠すと言う事がバッテリーを長持ちさせる秘訣となります。
USB-C出力で最大14Wで急速充電
そしてモバイルバッテリーの容量は3,700mAhとiPhone 11 Pro Maxを充電するのにはちょっと足りない容量なのですが、それよりもUSB-Cコネクタを内蔵して、対応したスマートフォンやタブレットと言った端末を最大14Wで急速充電できるのが魅力です。
またソーラーパネルは快晴の状態で出力最大7.5Wでバッテリーを充電しますので、よく晴れた日であれば1〜2時間で内蔵バッテリーは充電されます。
4つ折り95×220mmで携帯性バツグン
そしてこの「Rapid Sol Gen 2 Solar Charger」のソーラーパネルは広げると394mm×220mmとA4サイズよりほんの少し大きいサイズながら、折り畳めば95mm×220mmと、ちょっと大容量のモバイルバッテリーと大差ない大きさに折り畳む事ができる様になっていますので、持ち歩く時に大きすぎて困る様な事はありません。
またソーラーパネルは防水性(バッテリー部分は防水ではありません)を有していますので、突然雨が降って来てもバッテリー部分さえ隠れる様にパネルを設置しておけば機能に支障はありませんので、充電中に雨が降って来てもそんなに気にする必要はありませんので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/evolutionwear/fast-solar-charging-that-fits-in-your-pocket
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