みなさんはソーラーパネルの性能評価でよくエネルギー変換効率と言う数値が出て来ますが、これが何を意味するのかご存じですか?
このエネルギー変換効率は最大出力(W)を面積(m²)で割った数値を更に1,000で割った数値をパーセント表示に変換したもので、現在市販されている住宅用のソーラーパネルの変換効率は高いもので20%をちょっと超える程度になります。
ただ従来のCISソーラーパネルはモジュールの一部分に影がかかると極端に出力が低下したり、直射日光が当たりパネルの温度が上がるとエネルギー変換効率が悪くなると言う欠点があります。
ですが今回紹介しますバックパック「Beam Backpack」に使われているCIGSソーラーパネルは、CISソーラーパネルにあった欠点を克服したものであるだけでなく薄型化が可能で、実際にこの「Beam Backpack」で使われているパネルもシート状のパネルで自由に変形できる上にエネルギー変換効率は19.2%とCISパネルの中でも最高クラスの変換効率を誇るパネルに匹敵する変換効率を有するソーラー発電モジュールを採用しています。
しかもこのパネル、光が垂直にパネルに当たらなくても多少斜めに当たってもエネルギー変換効率にはそう影響を与えないパネルなので、移動し常に太陽の当たる角度が変わるバックパックに貼り付けるのには適したパネルになります。
そして発電された電力はボルテージレギュレーターと言うコントローラーに入ります。これはソーラーパネルの解放電圧が9.53VとUSB電源で充電するスマートフォンにしては電圧が高い為ですが、出力はiPhone用とAndoridやUSBデバイス用と2ポート設けられています。
そしてボルテージレギュレータで作られた電気は外部出力ポートと、自前のモバイルバッテリーに接続して発電された電力を無駄にする事なく貯める事ができる様になっています。
そして外部出力ポートはUSB出力とmicroUSB入力があり、モバイルバッテリーを取り出さなくても外部接続ポートからUSB充電器で充電できる様にセットすれば完璧な充電システムが出来上がります。
一方バックパックの方は今流行のクムシェル構造になって出し入れが容易になっている他、ノートPCやタブレット、モバイルバッテリーを収納する為のポケットが設けられておりシステマティックに持ち運ぶ事ができる様にもなっています。
更に防犯対策もしっかりと施されており、肩ベルトがセキュリティーワイヤーになっています。
肩ベルトはフックで固定されており、フックを外して椅子の肘掛けや机の脚に回してバックパックが盗まれない様に固定するのですが、それがわからない様にフックは肩ベルトのカバーで覆われる様になっている他、フックはロックレバーで固定される様になっており引っ張っても外れない様になっています。
またそれ以外にも便利な機能や構造が数多く取り入れられていますので、詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1265473734/beam-backpack-the-most-advanced-solar-power-backpa
この記事へのコメントはありません。