そろそろ私も3Dプリンターを使って何か作ってみたけど、動画サイトで見たレーザー彫刻機があれば彫刻以外にも子どもの持ち物に名前を入れるのも簡単だし、字がヘタなのもバレないし消えないからそれもいいかなぁ〜なんて想像していると楽しいものですが、今回はそのどちらの加工ができ、更にペンを使い絵を描いたり、筆を持たせて書き初めさせたりする事のできる、超便利なロボットアーム「Hexbot」をご紹介致します。
ではこのロボットアームの何が良いかと言いますと、まずヘッドを交換する事で様々な工具に変身できる事と、専用のアプリケーションが用意されていてパソコンを持っていれば、例えば絵を描かせたり、レーザー彫刻したりするのであればjpeg画像を読み込むだけで自動でデータを作成して絵を描いたり、レーザー彫刻してくれたりするので、初心者でも扱い易いからです。
特にヘッドの部分は、ペンホルダーと言ってペンを固定する為のホルダーが標準で付属しているのですが、その他にも出力250mWのレーザー彫刻用のレーザーモジュールや、プラスチックを溶かしながら造形するFDM方式の3Dプリンターのヘッドが用意されている他、ソフトグリッパーと言ってモノを掴んで持つ事のできるアーム、そしてモノを吸い付けて移動させるサクションカップなどがオプション用ヘッドとして用意されていますので、加工の他にも単純な繰り返し作業と言った事も使えます。
ただこの「Hexbot」の標準のサクションカップは5mm、10mm、20mmとかなり大きなサイズのカップしか用意されていませんので、電子工作を趣味としていてチップ部品(SOP部品)のマウント作業などに使おうと思われている方はカップの部分を自力でもっと小さい1mmとか2mmサイズのものに交換しなければなりませんが、たくさん回路を作らないといけないなんて言う時はこの「Hexbot」があれば随分と作業が捗り助かる事でしょう。
またロボットアームなので可動範囲はもちろん扇形にしか動きません。
半径380mmで220°の可動範囲があると言っても扇形なので長方形にすると縦横300mm程度のものしか3Dプリントできませんし、高さもアームが100mm程度までくらいしか上がりませんので、そんなに大きなものを造形できるワケではありません。
ただそう言う情報が専用アプリケーションを使いデータを配置する事で視覚的にそれが造形できるのかどうかと言う事がソフト上でチェックできますので、作ってみて初めてダメだと分かりフィラメントを無駄にすると言う様な事を避ける事ができます。
またこの「Hexbot」用に用意されている3Dプリンターヘッドの解像度は100〜300μmで、造形サイズは最大半径380mm×210°で、レーザープリンターは最大出力250mWで木材や布の他に、アクリルや革、そしてアクリルやアルミなどもレーザー彫刻する事ができます。
またこの他にもオプションであまり使う一はいないと思いますが、ベルトコンベアが用意されていたり、「Hexbot」の作業範囲を広げる電動スライダーも用意されており、「Hexbot」をスライダー状に動かす事ができますのでもっと大きな3Dプリント作品や絵画作品だって作れますので、絵が苦手な方は、写生にこう言うロボットを利用してスマホで撮影した風景を画用紙に描画してもらえば後は絵付けだけなので、楽に作品に仕上げる事だってできます。
更に芸能人の方の様にサインをよく書かなければいけないと言う方もこの「Hexbot」を使えば、疲れ知らずで何枚でもサインを書く事ができたりと、使える幅はとても広いので、もし興味を持たれたのなら詳細につきましては下記URLにてご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/hexbot/hexbot-versatile-all-in-1-desktop-robot-arm-for-ev
この記事へのコメントはありません。