最近のPCやタブレット、AndroidスマートフォンはUSB-Cコネクタを採用するものが増えており、このUSB-Cは物理的なコネクタの規格なのですが、このUSB-Cに乗っかるデータ転送規格や充電規格は非常に多く、例えばiPadにUSB接続のHDDやSSD、そしてディスプレイを接続しようと思えば別々の接続装置を購入しなければいけませんでしたが、USB-CマルチハブにHDMI端子やUSB端子、そしてカードリーダー等が内蔵されていれば、余分な接続装置を持ち歩かなくても済みますし、費用も少なくて済みます。
そしてそこにSSDを内蔵できる様にしたのが今回紹介する「ArkHub」で、工具不要なので用意に交換する事ができます。
工具不要でM.2 SSDを入替可
今回紹介する「ArkHub」の様にM.2 SSDを内蔵可能なUSB−Cマルチハブは既に製品化されており、このM.2 SSDを内蔵する事で何が便利かと言うとUSB接続のSSD等を一緒に持ち歩かなくて済む所です。
しかもUSB-CケーブルをPCからiPad Proに差し替えるだけでファイルの交換が可能なので、WindowsマシンとiPad間でファイル交換をしたりすると言った場合に便利ですし、USBメモリを持ち歩いていなくてもこの「ArkHub」があれば他のPCとも簡単にファイルの交換が可能です。
またMacのTime MachineやWindows File Historyと言ったバックアップアプリにも対応しているので、バックアップ用としても利用する事ができる上に工具不要でM.2 SSDを入れ替えられますので、例えばMacとWindowsマシン両方のバックアップを取る場合、同じM.2 SSDにMacのバックアップとWindowsのバックアップを作る事はできませんが、この「ArkHub」では磁石で吸着しているだけの蓋を開いてM.2 SSDを差し替えるだけでシームレスにバックアップが取れますので便利です。
またジャンル別にデータやファイルを保存するメディアを変えていると言う方にも簡単にメディアが差し替えられるこの「ArkHub」はオススメですし、Thunderbolt3での接続でRead:3083MB/s Write:2485MB/sと読み書きが高速なのも魅力的な所です。
アクセスし易いUSBポート
またこの「ArkHub」は差したり外したりと言った操作が多いUSBポートやUSB-Cポート、メモリーカードリーダーは同じパネルに集約されており、USB-Aポート1ポートにUSB-Cポート(10Gbps)が1ポート、SDカードとMicorSDカードリーダ、3.5mmイヤホンジャックが前面パネルには集まっています。
またHDMIとDisplayPortはUSBポート等が集まったパネルを前面とすると右側のパネルに集約されており、左側のパネルにはThunderbolt3ポートが2ポート備えられて、配線もし易くなっているだけでなくWindowsマシンであればThunderbolt3ポート1ポートとHDMI、DisnplayPortの合わせて3台のモニターを増設してマルチモニター環境での作業が可能です。
$35のUSB-C 100W電源
そして「ArkHub」にはUSB-C 100W給電対応のUSB-Cポートを備えUSB-C接続したPCやモニター、USB機器に直接「ArkHub」を通じて給電する事が可能になっているのですが、USB-C 100W出力が可能なUSB-C電源を持っておられない方の為に$35でUSB-C電源を追加できるオプションを用意しています。
またこのUSB-C電源、価格の割には高性能なUSB-C電源で、USB-Cポートは3ポートあるのですがそのうち2ポートは100W出力が可能で、もう1ポートは20Wでの出力が可能です。またこれに加えてQC3.0に対応したUSB-Aポート(出力最大18W)も1ポート備え合計4ポートもあるので、合計出力は最大100Wとはいえ一度に最大4台のデバイスをこの大きさのUSB電源で充電できると言うのは優秀ですので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/arkhub/arkhub-affordable-10-in-1-thunderbolt-dock-ssd-enclosure
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