この春にQiワイヤレス充電機能を搭載したケースと共に新しくリリースされたAirPods 2は私達Appleユーザーが待ちに待っていたApple純正誘導充電マット”AirPower”のリリースを連想させるに十分な出来事だったのですが、AirPowerは残念ながら開発が中止されました。
その理由としてはAppleが求める”高い品質基準”を十分満たす様な性能を出せないからです。
”AirPower”の魅力はパッドの上のどこiPhone、AppleWatch、AirPodsを置いても充電できる事です。そしておそらくAppleは最大出力で充電できる性能を追い求めたのでしょう。
ただ最大出力で充電する場合は、デバイスに内蔵された受電用コイルと、AirPowerに内蔵されたコイルとが垂直方向に同じ位置にある事が必須です。
その為にワイヤレス充電器には多数の送電用コイルを内蔵するか、コイルを可動式にして位置合わせできる様にするのが一般的なのですが、どちらもAppleの求めるスペックを出せなかったのでしょう。
ただ今回紹介する「TOOYN」はコイルの位置は変化しませんので急速充電させる為には送受電のコイルの位置関係を覚えておいてそこに乗せなければなりませんが、iPhone、AppleWatch、AirPodsのうち2台を同時に充電できる性能を持ったマルチハブです。
充電器からの解放
さて今回紹介する「TOOYN」はUSBマルチハブの機能も持ち合わせたワイヤレス充電器となりますので、USB-Cを搭載したMacBook AirやMacBook Proを使っている方にとってはまさに移動する際の充電器の携帯から解放される画期的なマルチハブと言っても過言ではありません。
と言いますのもこの「TOOYN」には最大出力10WのQiワイヤレス充電装置を内蔵しており、iPhoneなら最大7.5W、AirPods及びAppleWatchは最大5Wで同時に2つのデバイスを充電する機能を内蔵している他、”TOOYN ULTRA”には出力30WのUSB-C PDに対応した電源も内蔵しており、コンセントを差し込む事で何とこの”TOOYN ULTRA”自らがPCをも充電する機能を持っているからです。
またUSB3.0ポートを2ポート備えており、iPhoneやワイヤレス充電に対応していないAirPodsもケーブルで充電する事が可能です。
USBマルチハブとしてはオーソドックス
そしてUSBマルチハブとしての機能ですが、こちらは一般的なマルチハブ同様にUSB3.0に対応したポートを2ポートにmicroSD、SDカードリーダーを備え、更には4K出力可能なHDMI出力を1ポート備えていますので、USBメモリやUSB接続の外付けHDD、USB-C接続のキーボードやマウスと言ったものもMacBookで利用する事が可能です。
また、「TOOYN」には”TOOYN BASIC”と言う、電源回路は内蔵せずUSBマルチハブとワイヤレス充電機能のみを搭載したバージョンも用意されており、充電は専用の充電器で急速充電すると言う方はBASICの方が価格的にお得です。
オプションバッテリー
そしてこの「TOOYN」には“TOOYN POWER BANK”と言う容量10,000mAhのモバイルバッテリーも用意されています。
このモバイルバッテリーと”TOONY ULTRA”とを組み合わせる事で、出先でiPhoneやMacBookのバッテリーが切れそうなのに借りられるコンセントもないと言う様な時にUSB-C PDに対応したこのモバイルバッテリー“TOOYN POWER BANK”を持っておくとどこでも充電ができますので安心です。
また“TOOYN”にはシルバー、スペースグレイ、ローズゴールドと言うiPhoneと同色のラインナップが揃えられており色も統一する事ができますので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
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