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オリジナルメカニカルスイッチとオリジナルアプリによって好みのキーボードに変身させられる「Marsback」

よくゲーミングキーボードって普通のキーボードと何が違うの?と言う事を聞かれるのですが、ゲーミングキーボードはまず使用しているキーが違う事と、マクロ機能と言って一連のキー操作を記録しておく事で特定のキーを1度押すだけで記録されたキーを実際に押したかの様にシュミレートする機能です。
またこの他にゲームには直接関係ありませんが、フルカラーのLEDを内蔵しキーボードを派手に点灯させる演出等も行えます。

そしてゲーミングキーボードの機能を大きく左右させるのは、キーボードに搭載されている処理用CPUも少しは影響ありますが、1番性能を左右させるのはキーで、ゲーミングキーボードにはCherryMXと言うキーが使われていましたが、最近ではCherryMX互換のKailhキーもよく使われていますが、今回紹介するキーボード「Marsback」はあえてメジャーなキーを使わずに独自に開発したキーを使用しています。


Marsback Switch


では「Marsback」で使われている独自開発した”Marsback Switch”について見て行きます。
”Marsback Switch”にはMBS-I、MBS-II、MBS-IIIと言う3つのスイッチがあり、各スイッチのスペックは

MSB-I   : 作動圧45±15cN、キーストローク4mm±0.6mm、アクチュエーションポイント2±0.6mm
MSB-II  : 作動圧50±15cN、キーストローク4mm±0.6mm、アクチュエーションポイント2±0.6mm
MSB-III : 作動圧55±15cN、キーストローク4mm±0.6mm、アクチュエーションポイント2±0.6mm

となりどのスイッチもリニア型と言って押し下げている途中に引っかかり等がなく、バネの弾性によって押し下げていくごとに徐々に重くなっていくスイッチです。

またスイッチの構造やスペック的にはCherryMXに似ていますが、加工精度が高く金属スイッチ部分を工夫する事でトリガー反応は1msと言う驚異的なスイッチになっています。
このトリガー反応と言うのはキーが押されてから実際にPCにキーが押された信号を送出するまでの時間の事で、メカニカルスイッチは押し込まれる過程で金属接点が擦れ合う際に接点がくっついたり離されたりする事でチャタリングと言う現象が発生して実際にキーが押されているのかそれともノイズが発生いるのか分からずキーの押込判定にある一定の時間を要するのですが、その時間がこの”Marsback Switch”では1msと非常に短いので対戦ゲームなどでは断然有利です。


Marsback Pro Software


次にキーのカスタマイズを行うアプリ“Marsback Pro Software”ですが、こちらは他のゲーミングキーボード同様に任意のキーを組み合わせて自由にマクロを設定できる他、この“Marsback Pro Software”にはキーの応答時間を設定できると言うちょっと特殊な設定も出来る様になっています。
これはこのキーは押した時に100ms送れて信号を出す、300ms送れて信号を出すと言った設定で、例えばキーを同時押しした時に時間をズラして信号を出す事ができればマニュアルのマクロ機能の様な使い方が出来ます。
これは最近オンラインゲームでマクロ対策がされており、マクロを使っていると判別されるとBANされたりと言う事がありますので、キーを同時押ししてもそこには毎回多少なり押すタイミングに差が出て来ますから言うなればマクロ対策が出来ます。


キーエフェクト効果


またこのキーボードにはRGBフルカラーLEDが内蔵されており、LEDをグラデーションさせたりしてキーボードを華やかに発光させて演出したり出来る機能があるのですが、この「Marsback」には設定アプリでキーを押した時の発光の仕方もプログラムする事ができるのです。
つまりそれぞれのキーに押した時に違う色で発光させる事で視覚的にもキー操作にシンクロした演出も行う事ができます。

またこの「Marsback」の魅力的な所としてダーク、ホワイトと言うキートップカラーの他に”桜パターン”と言う桜の花吹雪をプリントしたキーがラインナップされており、これがまた綺麗なので、女性には一押しです。

そしてキーボードの接続はケーブルでもBluetoothによるワイヤレスでの接続も出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/marsbackgaming/marsback-mechanical-keyboard

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