PCに接続して文字入力やPCの操作を手助けするキーボードは昔は大手メーカーしか製造する事はできませんでしたが、今ではキーボードで最も重要な部品であるキーは、様々なメーカーからリリースされていますし、もちろんキーを作っているメーカーにオーダーすれば数はまとまった数を注文しなければいけませんが、独自のキーを作る事もできます。
あとキーボードのフレームは樹脂製のものは金型が必要になりますが、金属製のものですとCNC加工機などで切り出せますし、基板も基板のパターン図を描いてオンラインで注文すれば数日で回路基板は届きますので、ネット上に落ちている情報をうまくかき集めればオリジナルのキーボードを作ると言うのも無理ではありません。
そしてそう言う背景もあってかクラウドファウンディングでは独自に考えたキーボード・プロジェクトをよく見かけるのですが、今回は日本のアマゾンでも販売される程人気のあるEpomaker社製ニュー・キーボード「AK84S」をご紹介致します。
シリコン製キーキャップ
今回紹介します「AK84S」はこのEpomaker社が既に製品化して販売しているGK68XS、GK96Sと言ったキーボードと機能的(有線とBluetoothにより無線接続な可能な事とアプリによってバックライトの点灯を制御できること。バッテリーによる連続使用時間等)にはあまり変わらないのですが、この「AK84S」で新しく追加されたのがシリコン製のキーキャップです。
従来通りのABSOLUTELY樹脂製のキーキャップもラインナップされているのですが、この「AK84S」ではシリコン製のキーキャップを選ぶ事ができ、道具不要で簡単にキーキャップを交換する事ができるだけでなく長時間キーボードを打つ事により腕への影響を大きく変える事が予測できます。
と言いますのもシリコンはご存じの様に柔らかい素材ですので、キーを打った時の指からキーから受ける反力というか衝撃を大幅に吸収してくれますので、長時間キーボード入力を強いられる様なSEの方やゲーマーの方は腕の疲れが大幅に減る事が予測できます。
またキーそのものへの打撃による衝撃もシリコンによって吸収されますのでキーそのものの故障が減り、交換スパンを伸ばす事ができると言った具合です。
更にキーを打つ打撃音も静音性の高い各社の赤軸キーと組み合わせる事でカチャカチャと言うキーの打撃音をほぼなくす事ができますので、夜中にコッソリとゲームをプレイすると言う様な際に同居している住人に対して迷惑をかけないと言うメリットがあります。
チョコレートキー
そしてキーについてもGateronのメカニカル、オプティカル両手イプの赤軸、青軸、茶軸、黒軸合計8種類から選択できる様になっている他、今回新しく独自に開発したチョコレートキーと言うケースがチョコレート色のキーも選択できる様になっています。
このチョコレートキーは基本的なキー特性はGateronキーと同じでオプティカル、メカニカル両方のキー合計8種類が用意されているのですが、Gateronのキーと比較して摩擦係数が低くなる様に素材や設計、製造上の品質等に拘る事でスムーズに動くだけでなく摩擦係数を低くする事で結果的にキーの摩耗を防ぎ、キーの耐久性向上にも繋がっています。
Macライクなキー配列
そしてこの「AK84S」のもう1つの特徴は、こう言ったキーボードのキー配置の殆どがPCのシェアの大部分を占めているWindowsのキー配列になっているのですが、この「AK84S」ではあえてMacキーボードのキー配置に近い配置となっており、世界シェアは増えたとはいえマイナー感は否めないMacユーザーには嬉しいキーボードとなっています。
またこの「AK84S」はバリーションが非常に多く、フレームはアルミと樹脂の2パターン、キーはABS樹脂のほか、GK1,GK2(形状が両者で違っています)と名付けたシリコンキーも合わせてカラーバリエーションも豊富でGK1キーキャップセットのブラック、ホワイト、グリーンのセットモデルのスペースキーにはパンダがプリントされているなど嗜好を凝らしたものもラインナップされていますので、ランナップも含めて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/epomaker/epomaker-ak84-aluminum-wireless-mechanical-keyboard
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