この2年程度の間に出かける機会がグッっと少なくなった事で、ちょっと外に出て歩くとすぐに息が上がる様になったなんて事を感じる事はありませんか?
この1つはマスクを常に外出中は着用する事になって呼吸が浅くなって(=残気量の増加)おり、ガス交換(酸素を取込み二酸化炭素を吐き出す)が効率良く行われていない事と、過度な運動や継続的な運動をしなくなった事で酸素の消費量が減り、日常生活において頑張って肺から酸素を取り入れなくても何の支障もなく生活ができている事にも1つの要因があります。
ではどうすれば改善するのかと言うと、まず深呼吸を心がける事と、ハァ〜ハァ〜と息が上がる様な運動を心がけ肺に負荷をかけて酸素の取込能力を上げる事に努める事です。
そこで今回は、どれだけガス交換がうまく行えているのか視覚的にチェックできるスパイロメーター「BreaThru」をご紹介致します。
スパイロメーターとは
みなさんがよく知っている肺活量計はどれくらい肺の中に空気を貯める事ができるのかを計測する装置で、空気を胸いっぱいに吸い込み、そして肺活量計に空気を肺の中から空気を絞り出す様に送り込む事で計測する事ができます。
一方でスパイロメーターは、努力性肺活量(FCV)を計測しており、空気を胸いっぱい、肺いっぱいに吸い込む所までは一緒なのですが、肺活量は空気を肺から全部出し切った時の量を計測するのに対して努力性肺活量は一気に吐き出した空気の量によって”1秒量”は最初の1秒間に吐き出された吸気の量、”1秒率”は努力性肺活量に対する1秒量の比率によって評価されます。
トレーニングモード
そしてこの「BreaThru」を使うメリットはもちろん努力性肺活量がどれくらいあるか、弱ってしまった努力性肺活量がどれくらい回復しているかを数値として見る事ができる事なのですが、小さなリコーダーの様な「BreaThru」はどこにでも持ち歩けますので、例えばジムでトレーニングを開始する前と後とで比較してみると言う事もできますし、ちょっと休憩時間に計測してみると言った事もできます。
また「BreaThru」にはトレーニングモードと言って努力性肺活量を上げるためのトレーニングモードを持っており、「BreaThru」のインジケータを見ながら息を吸ったり吐いたりする事で努力性肺活量を上げるトレーニングを行う事もできます。
更に「BreaThru」にはBasicバージョンとProバージョンの2つがあり、Proバージョンはスマホでデータ管理が行える様になっていますので、継続してデータを蓄積し、努力の結果を視覚的に見る事ができます。
マウスピースは脱着洗浄可
また「BreaThru」はマウスピースを口に加えて息を吐くので、当然のことながらマウスピースは取り外して洗う事ができます。
また家族や友人、と言った自分以外の人とシェアする場合同じマウスピースを咥えたくないと言う方もおられるでしょう。そう言う場合マウスピースは$5で追加できますし、「BreaThru」そのものを紫外線殺菌したいと言う方には$9で専用の紫外線殺菌装置がオプションでつけられる様にもなっていますので、最近息が上がるの気になると言う方で興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/747753670/breathru-the-simple-spirometer-that-goes-anywhere
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