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動画の再生にも追いつく様になり、バックライトも付いたE-Ink13.3インチディスプレイ「Paperlike Pro or HD -FT」

みなさんが日頃目にするテレビの画面にはLCD(Liquid Crystal Display)と言う対応の液晶ディスプレイが使われています。
このディスプレイは真後ろからバックライトを当て、液晶シャッターを透過した光の色の点(赤、緑、青)の集まりによって絵を描きますので、このシャッターを高速で開閉する事で動きの早い映像もはっきりと描画する事ができます。

一方E-Inkは電子ペーパーとも呼ばれているディスプレイですが、これは黒色と白色の粒に予め黒色の粒はマイナス、白色の粒はプラスに帯電させておいて、この粒の詰まったフィルムを電極板で挟み、表面の電極にプラスの電気をかける事で黒色の粒が表面に浮き上がって来てその場所は黒く見え、底の電極にマイナスの電気をかけると白の粒は底に沈んで、絵や文字が認識できるのですが、帯電した白黒粒はフィルムの中に溜められているオイルの中に浮かんでおり、ゆっくりとしか動きませんので電子ブックリーダーの様な文字を読む為のデバイスとしては問題ないのですが、動画も再生する事のあるPCやスマートフォンやタブレットのディスプレイとしてはコマ落ちしたアニメーションの様にしか表示されませんので向いていません。

ですが今回紹介しますPaperlikeシリーズのE-Inkディスプレイは動画の描画もサクサクなオススメのE-Inkディスプレイで、そのディスプレイを更に使い易くしたPaperlike Pro-FTとPaperlike HD-FTをご紹介します。

解像度2種類+タッチ操作

このPaperlikeシリーズは3年前にindiegogoで出資者を募った案件で、既に製品化し複数のバリエーションがあり、Paperlike Proは13.3インチで解像度が1600×1200ピクセル、Paperlike HDも13.3インチで解像度が2200×1650ピクセルとなります。
また既にリリースされているtouchシリーズはタッチパネルとなっており、スマートフォンやタブレットと同じ様に画面を触って操作できる様になっており、今回バリエーションとしてラインナップされているPaperlike Pro-FTとPaperlike HD-FTはタッチパネル搭載になっています。

新機能はバックライト

そして今回リリースするPaperlikeシリーズ4機種全てにバックライトが搭載されています。
E-Inkディスプレイは太陽や蛍光灯、電球と言った外部の光を反射する事で、本の様に見えるディスプレイです。ですから消費電力も少なく、自らブルーライトを照射する事もないので目にとってはとっても優しいディスプレイなのですが、やはり暗い場所ではそれなりに見辛いので、今回のシリーズにはブルーライトの事も考えて、蛍光色と電球色2色に発色でき、明るさもディスプレイで段階的に変えられる様になっています。

また電源は従来通り、USB電源やモバイルバッテリー(5V2A出力が可能なPCならPCでも可)からの供給、HDMI接続で、コントラストやグレースケールの調整は従来通りで、モードもM1(描画速度重視)〜M3(高解像度)と3つのモードが用意されているのも変わりません。

ただ描画スピードは従来のディスプレイよりも上がっており、ほぼ遅延ナシで描画できるのが今回のE-Inkディスプレイですので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。

https://igg.me/at/paperlike-2019/x/7929074#/

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