プールの中を動き回りながらゴミを集めるプールロボットの歴史は古く、家庭で使うロボット掃除機が登場する遥か以前、30年以上前から存在していますが、最近の主流は壁を登って壁も掃除してくれるプールロボットです。
以前のプールロボットは底しか掃除してくれませんでしたので、どうしてもプールの壁に生えた藻であったり、ヌメリと言ったものは手作業でやらかねればならなかったのですが、最近では強力なモーターで底から水を吸い込む事で壁に貼り付く事ができるプールロボットが登場して来ており、底も壁も一気に掃除してくれますので非常に便利なのですが、電源ケーブルの絡みや、絡まった電源ケーブルで身動きが取れなくなると言う欠点は完全には解消されていません。
ただ最近ではバッテリーを内蔵させる事でワイヤレスで掃除できるプールロボットも登場しており電源ケーブルの絡まりと言った問題は完璧に解消されているのですが、バッテリーの重みで今度は壁が登れず壁の掃除が出来なくなっています。
そこでそのバッテリー問題を解消する事で壁の掃除も可能になったワイヤレスプールロボット掃除機「AIPER Seagull 3000」をご紹介致します。
バッテリーを浮かせて重量を軽減
ではこのプールロボット掃除機「AIPER Seagull 3000」ではどこにバッテリーを内蔵したのかと言いますと、水面に浮かぶフロートの中にバッテリーを収納し、そしてフロートとプールロボット掃除機「AIPER Seagull 3000」とを繋いだのです。
これによっていくら浮力があるとはいえ、重いプールロボットを動かすには相当な電気を使いモーターを回してプールの中を走り回らさなければいけませんが、この「AIPER Seagull 3000」では最大120分、最大300m²もの広さを掃除させる事が出来る様になっています。
またフロートとプールロボット自体は電源ケーブルで繋がれていますが、ロボット掃除機に引っ張られてフロートは水面を移動しますので電源ケーブルが絡まって身動きが取れなくなると言う様な事もありません。
タイヤブラシで石ころも一気に吸い込み
そして掃除機で1番重要なゴミの吸い込み能力については120Wと言う強力なモーターによって細かな砂粒も一気に吸い込む能力がある他、一般的なプールロボットは円形のドーナツの様な形状をした普通のタイヤを履いているのですが、この「AIPER Seagull 3000」ではあえてブラシのついたタイヤにする事で、タイヤの回転によってブラシタイヤがゴミを跳ね上げ、そしてそのゴミを120Wの吸引モーターが吸い込むと言うシーケンスになっていますので、ちょっと大きな石ころでも一気に回収する事ができますし、プールの底や壁もタイヤブラシによって擦られて綺麗になります。
水面上の壁もブラッシング
そしてこのプールロボット掃除機でもう1つ注目すべきは、喫水線、つまり水面よりも上の壁もブラッシングできる能力を備えている所です。
と言うのは、よく藻が生えてヌルヌルとしたりするのが水面よりも上になっている部分ですので、そこを強力なモーターで上り水面上の壁もタイヤブラシで擦ってくれるのは、同じ様な壁の掃除が可能なプールロボットでも基本的には水面下の部分しか掃除できませんのでポイントの高い所ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/aiper/aiper-seagull-3000-wall-climbing-cordless-pool-cleaner
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