ニュースなどを見ていると、時折モバイルバッテリーの発火事故が起きたと言うニュースを見聞きする事があります。
特に電池の形状をしたリチウムイオン電池よりもスマートフォン等に入っている長方形状をしたリチウムポリマー電池は衝撃や熱などに弱く、電気を起こす際の化学反応においてガスの発生条件が整うと発生したガスが膨らませるだけでなく更にバッテリーに悪影響を及ぼし最悪は発火へと繋がります。
一方で乾電池形状をしたバッテリーは100%安全かと言うと完璧にとは言い切れずやはり製造上のミスや扱い方によっては発火する事もあります。
そこで今回はもし発火してしまった際に安全に対処できる装置を内蔵出来る「Anzene EnergyBlock」をご紹介致します。
CFE搭載可能でより安全に
まずバッテリーを発火させない為に必要な事は個々のバッテリー温度を把握する事です。
特にいくら金属製の筒の中に入っているバッテリーでも内部温度が上がってしまっては発火の危険性と言うものは自ずと上がるので、個々のバッテリー温度をリアルタイムで監視し、そして充電電流をコントロールする事がまずは大事です。
また出力時でも高出力でバッテリーを放電すればこれも発熱しますのでそこはうまく出力コントロールをしてバッテリー温度が上がらない様にしなければいけませんが、このモバイルバッテリー「Anzene EnergyBlock」は安全性を第一にしていますので当然そのあたりの充放電コントロールは行っています。
それにプラスしてこの「Anzene EnergyBlock」ではCFE(cell fire extinguisher )と言う消火設備をオプションですが内蔵する事ができ、万が一発火したとしてもバッテリーから火が出る前に消火してしまいます。
またバッテリーセルは1つ1つが耐火構造になったバッテリーセルを使っており延焼を抑える工夫がなされている他、耐衝撃性、耐火性に優れたケースでバッテリーは覆われ、更にIP67防水で豪雨に降られても、水中に落としても問題ないタフ構造となっています。
同時充電台数を増やすDC MOUNT
今回紹介するモバイルバッテリー「Anzene EnergyBlock」のメインのバッテリーパック”ENERGY BLOCK”はバッテリー容量こそ300Wh(80,000mAh)と大容量なのですが、最大出力15WのUSB-Aポートが1ポートとUSB-Cが1ポートしかなく、バッテリーパックだけでは2台のデバイスしか充電する事はできません。
ただその一方で”DC MOUNT”と言う拡張ドッグを使う事で、この拡張ドッグには最大出力65WのUSB-Cポートと、最大出力45WのUSB-Cポート、そして最大出力18WのUSB-Aポートを2ポート、合計4つのUSB出力ポートを使い最大6台のUSB充電デバイスを同時に急速充電する事ができます。
また”DC MOUNT”には最大84Wでの給電が可能なACアダプタが付属しており、”DC MOUNT”だけでもUSB充電器として使える他、”ENERGY BLOCK”を乗せれば”ENERGY BLOCK”の充電ドッグとしても使えます。
コンセントのついたAC MOUNT
次にACコンセントが1つ装備されている”AC MOUNT”は”ENERGY BLOCK”の最大出力が500Wなのに対して合計最大出力は300WなのでACコンセントの出力は自ずと300Wに制限されますので、家電製品を使うと言うよりは、USB充電器を差して更にUSB充電機器の同時充電台数を増やすだとか、USB-C充電のノートPCを急速充電すると言った使い方があります。
またこの”AC MOUNT”には18V/5Aと24V/2AのDC出力ポートを備えておりノートPCをダイレクトに充電できる他、USB-C PD100W出力対応のUSB-Cポートも1ポート備えています。
また”DC MOUNT”も”AC MOUNT”もアウトドアでソーラーパネルを接続して充電するためのDC5.5ポートを備えており、最大出力100W以上のソーラーパネルと接続する事で最大100Wで充電できる他、専用の充電用ソーラーパネルもラインアップされています。
またこの「Anzene EnergyBlock」には”Energy Mobility Jig”と言うバッテリー”Energy Block”から36V/48V/60Vの3種類の電圧を取り出せるインタフェースが用意されています。
このインタフェースの利用の仕方としては電動自転車の電源として”Energy Block”を利用すると言う事を想定しており、電動自転車を自作しようと言う方には良いのではないでしょうか?
なお詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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