人間が聞き取れる音の上限は22kHzと言われており、これ以上の高い音と言うのは直接耳では聴くこと、音として認識する事ができません。
ただ楽器の中にはこの人間の可聴域以上の音を出すものもありますし、楽器と楽器の音の合成によって発生する可聴域以上の音と言うのも存在し、これら実際に耳では聞き取れない音が再生できるスピーカーと言うのは、従来のスピーカーとは違い、より生のサウンドを聴いているかの様な感覚を覚えさせる事が知られています。
そこで今回は、その可聴域以上の音を再生できるスピーカー「OEPLAY MusicStar5」をご紹介致します。
AMTツィーターで55kHzまでのサウンドを再生
今回紹介するスピーカー「OEPLAY MusicStar5」は、ATMツィーターと言う、見た目はスピーカーには全く見えない長方形のスピーカーを搭載しています。
このATM(Air Motion Transformer)と言うスピーカーは、本来であれば円形のダイヤフラムを振動させる事で音を発生するのですが、ダイヤフラムにプリントされた電極に電流が流される事で屏風状に折り畳まれたダイヤフラムの電極が発生する磁界によって引き寄せ合ったり、反発したりする事でダイヤフラムが振動し、その振動が空気を震わせ、音として耳に届きます。
そしてこのツィーター、大きさ的には2.3インチなので、ダイヤフラムの面積はおよそ4cm²なのですが、AMTツィーターはダイヤフラムを屏風状に折り畳んでいると言う事もあり、広げた時の面積は44cm²と同サイズのツィーターの10倍もの面積となり、10倍とまではいかないにしても、相当な大音量でサウンドを再生できると言う事になりますし、このツィーターで最大55kHzまでの可聴域の倍近い周波数のサウンドを再生します。
有線接続でロスレスオーディオの再生が可能
次にこのスピーカーの高音質再生を生かすのであれば、Bluetoothによる接続ではなくUSBによりダイレクトな接続です。
BluetoothではAACやaptXはサポートしていますが、それでは残念ながらハイレゾ音源の再生もできませんし22kHz以上の可聴域を超えたサウンド効果と言うものも実体験する事はできません。
ですがUSBによるダイレクトな接続ならハイレゾ音源の再生が可能でFLACやAPEと言った音源ファイル、WAV、WMAと言ったCDクオリティーの音源ファイル、そしてAACやMP3と言った音源ファイルの再生も可能です。
2台ワイヤレス接続する事で臨場感も
そしてまた、「OEPLAY MusicStar5」1台だけでは1ウーファー、1ツィーターのシングルスピーカーに過ぎませんので、いくらハイレゾ音源を再生したとしても音の再現性の限界はあります。
そこで「OEPLAY MusicStar5」ではTrue Wireless Stereo (TWS)を採用する事で2台の「OEPLAY MusicStar5」をワイヤレス接続し、ステレオ再生できる様になっており、本格的に没入感のあるサウンドも楽しめる様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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