最近、海やプールで使う浮き輪やフロート、ボートなどを膨らませる事ができる電動ポンプの小型化が著しく、中には掌サイズなのにバッテリーも内蔵して瞬間的に浮き輪などを膨らませてくれたりするものもあり、携帯性の良さとパワフルさにもう手放せなくなっています。
ただそう言った小型のものは携帯性には優れているのですが、何でも膨らませる事ができる訳ではなく、ゴムボートや家庭用プールと言う様な生地の重いものはなかなか膨らんではくれないだけでなく、膨らんだとしても指定圧力まで空気を注入する事ができなかったりするので要注意です。
そこで今回は超小型ではありませんが、そこそこ小さい割にパワフルな電動空気入れ「COR PUMP」をご紹介致します。
4m級のゴムボートも一気の膨らませる事のできるパワーポンプ
電動空気入れの方式としては大きく分けて2種類あり、1つはみなさんが自転車に空気を入れる際に使う手動式の空気入れの様にピストンを使い空気を圧縮して空気を入れるタイプと、ファンによって起こした風を注入するタイプで、最近増えているのがファンタイプで、掌サイズの電動ポンプは概ね後者のファンタイプになります。
そしてピストンタイプは高圧に圧縮された空気を送り込むので、空気の注入スピードは早くはありませんが、高圧な空気を注入しますので規定圧力まで、パンパンになるまで空気を入れる事が可能ですが、ファンタイプは例えば、猛烈な風を浴びている時には口は閉じる事はできないが、風速が弱ければ移動もできれば口の塞げる様に、風速が弱くなればなるほど送り込める風は少なくなり、結果的に中途半端にしか膨らみませんし、ファンの直径が短いと風量も減りますので、結果的にフロートの空気圧が一定以上になれば送り込まれる風の風圧よりもフロートの重みによって押し戻される風圧の方が強くなり一定以上膨らまないと言う事になります。
よって大きくて重いゴムボートと言った様なものを膨らませようと思えばファンタイプは高速回転するモーターと大口径の羽根(ファン)が必要と言う事になり、今回紹介する「COR PUMP」はそう言ったモーターとファンを備えており、毎分450Lの空気を送り込む能力と最大15psi(約1kg/cm³)の空気を送り込む事ができます。
そして「COR PUMP」には”COR PUMP Pro”と言うトライアングルの様なちょっと不思議な形状をしたポンプもラインアップされており、こちらは500L/分の風量と最大圧力150psi(約10kg/cm³)で空気の注入が可能なので、こちらはエンジン付きのゴムボートでも楽に膨らませる事ができますし、「COR PUMP」はスイッチの位置で空気圧力を指定しますが、”COR PUMP Pro”はデジタル表示で人気に空気圧を指定する事ができます。
モバイルバッテリーにも
次に「COR PUMP」には4,800mAh、”COR PUMP Pro”には12,000mAhものバッテリーを搭載しており、一度に何台ものゴムボートやビニールプールを膨らませる事ができるのですが、それにプラスして内蔵バッテリーをスマートフォン等を充電する為のモバイルバッテリーとして活用できる様にUSB出力を1ポートだけ設けています。
また「COR PUMP」はUSB-Cによって約1時間でフル充電できる急速充電モードも備えており、急に空気を入れなければならないと言った時にもすぐに対応できますし、モバイルバッテリーがあれば充電しながらの空気入れと言う事も可能です。
一方大容量、高圧の”COR PUMP Pro”はmicroUSBでの充電なのがちょっと高容量で高出力なだけあって残念な部分で、でも10kg/cm³で空気を注入する能力を持っていると言うあたりはかなり魅力的ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/corpump/cor-pump-ultimate-smart-pump-for-kite-surfer
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