自宅でDIYを始めると、次へのステップアップとして新しい工具や工作機械が欲しくなるのは当然ですが、自宅での作業となると、そう大きな作業スペースを確保できる方など稀で、たいていの方は工具の収納場所に困っていたりするだけではなく、新しい工作機械を導入したくても設置できるスペースがなかったりして増やす事ができなかったり、金銭面できついと言う方もおられるでしょう。
そこで今回は、ヘッドモジュールを交換する事で使用用途を変える事ができるだけでなく、後からヘッドを増やして金銭的負担も軽減できるマルチ加工機「Davcarve L1」をご紹介致します。
3種類のレーザーモジュール
今回紹介するマルチ加工機「Davcarve L1」には、出力10Wと20Wの青色レーザーモジュールと、出力2Wの赤色レーザーモジュールの3種類のレーザーモジュールがラインアップされており、複数のレーザーモジュールが用意されているのは、レーザーモジュールの出力を変える事ができず素材によっては焦がしてしまったり穴を開けてしまったりする事があるからです。
ですが実際のところはヘッドの移動スピードを上げる事で調整する事ができますが、540nmの青色レーザーモジュールは木材、皮革、MDF、不透明なアクリル、布地、ダーク ガラス セラミックやセメントと言った素材にレーザー彫刻が行え、20W青色レーザーモジュール17mm厚の木材、10mm厚のアクリル板をわずか1回の勝者で切断する能力を持っています。
一方で赤色レーザーモジュールは銅、金、銀、チタン、ステンレス鋼などの金属彫刻に適しており、使用する素材に合わせてモジュールを交換する事で様々な素材に対してレーザー彫刻が行えます。
そしてこのマルチ加工機「Davcarve L1」のワークスペースは400mm×500mmですが、オプションで用意されている旋盤モジュールに付属する3つの調整可能なジョーアタッチメントと回転ローラーを使用する事で、ボトルの様に円柱や円錐形の形状をしたものからボールの様な円形のもの、指輪などにもレーザー彫刻を施す事ができる、まさにマルチ機です。
CNC加工ヘッド
次にこのマルチ加工機「Davcarve L1」に標準で付属するのはレーザー彫刻モジュールになるのですが、オプションでCNC加工モジュールが用意されており、10,000rpmのER11スピンドルと 3.175mmスプリングコレットによって厚くて辛い材料をスムーズに彫刻加工する事ができますし、CNC加工した後にレーザーヘッドに交換してレーザー彫刻を行ったりすると言ったこともこの「Davcarve L1」なら可能です。
カッティングプロッターとペンプロッター
そしてこのマルチ加工機「Davcarve L1」にはカッティングシートや紙を切り抜くためのカッティングプロッター用のモジュールと、線や絵を描くためのペンプロッターモジュールの2つのモジュールもラインアップされており、カッティングプロッターはステッカーやアイロンシートを切り抜いたりする事ができます。
更にペンプロッターを併用する事で、ペンプロッターで紙に絵を描いた後にカッティングプロッターで切り出して切り絵を作ったりしおりを作ったりと、様々なものをたった1つの工作機械で作り出す事ができますし、PCとケーブルで接続する以外にスマートフォンとWiFiで接続し加工する事も出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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