VRヘッドマウントディスプレイでプレイするのに慣れて来るとちょっと物足りなく感じる事ってありませんか?
確かにVRヘッドマウントディスプレイでは頭を向けた方向にリニアにディスプレイに投影される映像を移動させてくれますので、あたかも実際にその場にいて自分の目でその場の風景を見ているかの様な錯覚を覚えさせてくれる素晴らしいデバイスなのですが、実際のところ目で見て音を感じる以外の実体験の様なものはなく、映画館の4Dシートの様な肌で感じる感触と言うものが何もありませんので、VRに慣れて親しんでしまった方などはきっとVRヘッドマウントディスプレイに物足りなさを感じているはずです。
そんな物足りなさを感じている方に”風”と言う要素を加えるのがこの「ZephVR」です。
VRにおいておそらく加えて欲しい感覚は熱い、寒いと言う温度や風や水しぶきが当たる様な感覚でしょう。この中でもVRゲームや映像の中の様々な場面に出て来るのが風です。例えば、空を飛んでいる映像であったり、ジェットコースターやジェットスキーやボートに乗っている様な映像、建築中のビルの屋上で鉄骨を渡っている様な映像と言うのは必ず見えなくても音で風が登場しますし、風が強いと早いんだな、だとか強いんだなと言う感覚が音だけで生まれそしてそれが足場の悪い様な空中に渡した一本のロープの上を渡っている様な状況だと風の音の強弱だけで恐怖さえも感じさせる事ができます。
そんな風を起こして実際に体験させてくれるのがこの「ZephVR」で、VRヘッドマウントディスプレイとしては”HTC Vive”,” Oculus Rift”,”PlayStation VR”と言ったメジャーなメーカーのVRヘッドマウントディスプレイに引っ掛けられる様になっていますので脱着も容易ですし、不要な時は簡単に取り外す事ができます。
そしてこの「ZephVR」の良い所は何も特別な事をせずとも動作すると言う点です。普通、こう言う製品を動作させようとしますとPCにドライバーを入れそしてプログラムのソース等を改良してプログラムから実際に「ZephVR」を制御する様な信号を出さないといけないのですが、この「ZephVR」ではそう言う特別な事をしなくてもただ単にVRヘッドマウントディスプレイのUSB端子やオーディオジャックに接続するだけで使えますので、元々のプログラムや映像に何か特別な加工や装置をつけなればならないと言う事がありません。
と言いますのもこの「ZephVR」ではPCから出力される音を解析し、そしてその音の成分の中に風の音が入っていた場合にその風の音(そよ風から突風や強風そして爆風など)を検出する事でファンを回し、そして風の強弱をも判断してファンのスピードを変える事もできますので、そよ風の時はファンのスピードは遅く、そして強風の時はファンのスピードをMAXにまで上げて風を送りますので、「ZephVR」を取り付けたVRヘッドマウントディスプレイを装着したプレイヤーはディスプレイに投影された映像と音声の他に風と言う新たなVRを手に入れる事ができるのです!!
ただ残念なのは普通に風を送るだけなので、吹雪の映像でヒヤッとした冷たさや、吹き出す炎の映像で熱さを感じる事ができないのですが、それでも風を感じるだけでもかなりのリアリティー感が出るのではないでしょうか?
なお詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1089532524/zephvr-real-wind-for-virtual-reality
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