ドリフト走行と言うのはよくカーレースで見る、リアタイヤを滑らせながら車体の向きをコントールしてコーナーを速度を落とす事なく曲がると言うテクニックです。
ドリフト走行は曲がる際に曲がる方向とは反対方向にハンドルを切ってリアタイヤを滑らせるので、何故タイヤが反対に向いているのに違う方向に車体が向くのだろうなんて疑問に思うのですが、力学的にはそう言う操作で曲がる事ができるのです。
そんなドリフト走行が可能なドリフト・ラジコンがあり、一般的にはゴムではなくプラスチックに近い固くてグリップ力の低いタイヤをリアタイヤに履かせる事で容易にリアタイヤが滑って簡単にドリフト走行ができる様にしてあるラジコンがあります。
ただリアタイヤが滑るので、急発進すると車体のお尻が左右に振れてダッシュが遅れたり、急停車する時にもハンドルをちょっとでも切ると車体が左右に大くく回ってスピンしたりとドリフト走行は可能ですが、実車とは違った挙動を起こしたりするので、実車と同じ訳ではありません。
ですが今回紹介するドリフトラジコン「DR!FT」は実車を走らせているかの様な見事なドリフトを、全くの素人ができるラジコンです。
バーチャルエンジンで様々なエキゾートサウンドを楽しめる
さてまずはドリフト走行性能の話をする前に、この「DR!FT」の魅力を更にアップしてくれるバーチャルエンジン機能をご紹介します。
この「DR!FT」はスマートフォンをコントローラーにして操作するラジコンで、画面に表示されるバーチャルジョイスティックで操作する他に、直感的にハンドルを動かしている様にスマートフォンを左右に傾けるだけでステアリングの操作も行う事ができるのですが、そのスマートフォンを操作する事でエンジンを載せ替える事ができるのです。
車にあまり関心のない方にとってエンジンを載せ替えてどうなるの?と思われるかもしれませんが、例えばV6気筒エンジンにターボをつけるとダッシュはターボをつけていないエンジンの方が早くエンジン回転数が上がりますのでスタートダッシュは良いのですが、ターボが効いて来ると同じエンジンでもその後の加速はターボ車の方が良くなると言った様に性能が変わって来ます。
そう言う性能の違いをラジコンにも反映させているのがこの「DR!FT」で、エンジンの排気音はマフラーの形状によっても変わりますが、基本的なエキゾート音はエンジンの排気量やエンジンの気筒数、そしてV型や水平対向と言った形状・構造によっても変わりますので、走らせながら実際のエンジン音に近いサウンドをエキゾートサウンドを走らせながら楽しむ事もできますので、エンジンのエキゾート音が大好きと言う方にはたまりません。
ドリフトには第3の車輪
そしてドリフト走行ですが、この「DR!FT」の前後にはもちろん滑りやすいドリフトに向いたタイヤが装着されているのですが、実際にはリアタイヤを滑らせてと言うのではなく、車体中央底部にある360°回転する台車によって実際のドリフト及び走行は行われます。
このタイヤはコントローラーの操作に合わせて台車が回転して車体の進行方向を変えるのですが、それはこのラジコン自身が考えてタイヤの回転そして方向を決めますので、操縦者はただスマートフォンを操作して進行方向を指示するだけで、ドリフトに必要な微妙なブレーキング操作やアクセル操作と言ったものは一切考える必要はないのです。
worldwideでタイムを競う
そしてまたこの「DR!FT」はただ単位ドリフト走行を楽しむだけではありません。
コースを作り、付属のスタート/フィニッシュライン等をコース上に設置する事でラップタイムを全世界の「DR!FT」ユーザーと競う事もできたり、付属のシートを使い様々なゲーム設定のもと色々なレースを楽しむ事ができる様にもなっています。
また車体としては新たにラインナップされた”BMW M3 E30”や”Mercedes 190 evo 2″等も加えられていますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1997293074/drft-first-real-racing-and-drift-simulation-1-43-s
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