ついつい嵩張るからと三脚を持たずに撮影に行った時に限って撮影条件が悪く、手持ちで撮影した写真の殆どがブレブレで使い物にならなかったと言うのはよくある話です。
三脚を使うと重い望遠レンズを取り付けたカメラを手に持たなくても撮影できますので楽ができると言うメリットもありますが、それ以上に周囲が暗い場合はシャッタースピードを遅くしなければ暗い写真になってしまいますので、必然的に手持ちで撮影すると身体や手の動きがそのまま写真のブレとして記録されまうのですが、三脚とレリーズを使う事で身体のブレや揺れがカメラに伝わらない為にシャッタースピードを遅くしても非常に綺麗な写真を撮影する事ができます。
また最近は動画撮影機能を持った一眼レフやミラーレスカメラがありますが、カメラを一定速度でパンさせながら動画を撮影する様な場合に手持ちだとどうしてもスピードにムラが出てしまいますが、三脚があると非常にスムーズに一定速度でパンさせる事ができますので、動画の仕上がりの質が全く違って来たりします。
と言う様に三脚は持っていると何かと撮影の役に立つのですが、重くて嵩張るのでついつい置いて行きたくなるんですよね。
その重くて嵩張ると言うデメリットを見事に解消した三脚「Travel Tripod」をご紹介致します。
ゼロ・デッド・スペース
ところで何故、従来の三脚は嵩張るのでしょうか?
それは三脚には三本の足に挟まれる様にエレベーターと呼ばれるレバーを回す事でカメラの高さを調整する為の棒があるからです。
そのエレベーターがある為に、一辺が三脚の1本の足のポールの直径の約2.5倍程度の長さの三角形になってしまうので、カメラバッグに入れたり、カメラバッグの外部のポケットに差し込んで持ち歩くと言うのが、大人が立って使える三脚を目一杯延ばすと150cm〜180cm前後になる様な三脚ではまず無理だからです。
ですがこの「Travel Tripod」のエレベーターポールの直径は、一般的な三脚は三脚の足と同等の直径であるのに対して非常に細く作られているだけでなく円柱が三角柱となり、三脚の3本の足も普通は円柱や四角柱なのですが、この「Travel Tripod」は楕円形をしており、足を閉じるとこのエレベーターと三脚の足がピッタリと密着して1本の円柱になる様に設計されていますので、従来の同等の高さの三脚と比べて半分以下にまで細くなっているのです。
では何故エレベーターがあるのかと言うと三脚の高さを調整する時に三脚の足で調整すると3本の足全ての高さを変えなければならずその分時間が取られますが、エレベーターがある事でレバーを回せばカメラの高さを変える事ができますのでとても楽だからなのです。
L型ブランケット
そしてこの「Travel Tripod」は折り畳んだ時のサイズが小さいだけではありません。足は4段式になっておりマックスまで伸ばすと130.2cmまで伸び、更にエレベーターを目一杯上げると152.4cmにまで伸びますので、実用性も申し分ありません。
そして雲台にはボールジョイントを採用しワンアクションで横置きから縦置きにできる他、この「Travel Tripod」オリジナルのL型ブランケットを使えば何と雲台を動かす事なく素早く横置きから縦置きへと向きを変更する事ができるのです。
スマートフォン用ホルダーを内蔵
更にこの「Travel Tripod」のエレベーターの底部にはスマートフォンを三脚に固定する為のアダプターが標準で内蔵されており、スマートフォンでも使える様になっていますので、撮影のメインをスマートフォンで行っている方にもこの「Travel Tripod」はとても便利にお使い頂ける様になっています。
そしてその他にも手に持ちたくない荷物を引っ掛ける為のフックがエレベーター下部に取付られているなど、こう言う三脚があったらいいのになぁ〜とみなさんが思っておられる機能の殆どが盛り込まれた三脚になっていますので、詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/peak-design/travel-tripod-by-peak-design
この記事へのコメントはありません。