ダイバーの方にダイコンの話をするのは釈迦に説法ですが、ダイコンは水温や現在の水深、最大水深、そして潜水時間を表示してくれるダイバーにとってはなくてはならないガジェットです。
その昔は時計とアナログな水深計の針を読み取って安全なNDL(無減圧潜水時間)を自分で計算しなければならなかったのですが、それをダイコンが代わりにやってくれますので計算がとっても苦手な方にとってはとても有り難いガジェットです。
そんなダイコンは腕時計型かレギュレーターに取り付けるコンソール型になるのですが、はっきり言って水深の深い部分では太陽の光が届きくダイコンの表示された数値が読み辛いだけでなく、海面近くだとダイコンの耐圧ガラスに太陽の光が反射したりして、見やすいダイコンが少ないのです。
そこで今回はとっても見やすいカメラ撮影もできるダイコン「DIVEROID」をご紹介致します。
「DIVEROID」+スマートフォン+アプリ=ダイコン
ではこのダイコン「DIVEROID」はどの様な仕組みになっているのかと言いますと、まず「DIVEROID」そのものはスマートフォン用の水中撮影用のハウジングケースになります。
最大40Mの水深に耐えられる様になっており、ダイビング時の写真や動画の撮影をサポートするのですが、一般的な水中撮影用のハウジングケースと違うのは、この「DIVEROID」には圧力センサーと温度センサーが内蔵されており、Bluetoothでリアルタイムで水温と水深を送信する事ができるだけでなく、専用のアプリケーションを起動しておく事で、カメラで捉えた周囲の風景に重ね合わせて残り潜水時間、水深、潜水時間を表示する事ができるのです。
つまりこの「DIVEROID」は水中撮影する方が撮影する事にあまりに夢中になり過ぎてダイコンを確認しないまま長時間潜水し続け危険な状態に陥ってしまう事を防ぐ効果もあるのです。
そしてもう1つ、水中撮影に起こりがちがハウジング内の結露(スマートフォンの発熱によりハウジング内の空気の温度が上昇し水温との差でハウジングのガラス面で結露が起きます)はヒートシンクシステムと言う独自のシステムでハウジング内の気温とスマートフォンを冷却する事でスマートフォンの熱暴走及び結露を防止する様になっています。
減圧症(潜水病)をアラート
そしてこの「DIVEROID」では長時間水中深く潜った後に急激に浮上することで起こる減圧症(血液中に溶けた窒素が減圧された事で気泡となり、その血液中に含まれる窒素の気泡化によって疲労感を覚えたり筋肉痛を感じたり呼吸困難と言った症状)を水深計と潜水時間により自動で計算してアラートとしてスマートフォンのモニターを赤くフラッシュさせて知らせてくれますので安心です。
自動でダイブ記録を作成
そしてこの「DIVEROID」では撮影機能とダイコンの機能を合わせて、いつどこの海で潜ったのか?その深度推移や潜水時間はどれくらいだったのか、またそのダイビング宇に撮影した画像や動画を時系列でマッピングして表示する機能もありますので、後からどこで何を撮影したのかと言う事も簡単に確認できる様になっており、再ダイブする時の参考にもできる様になっています。
そしてまた、この「DIVEROID」にはカメラシューがあり、市販の水中撮影用のライト等の機材を装着する事ができる様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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