線のついたワイヤードイヤホンは店頭の展示も多く、試し聴きする事もできるので、実際に聞いてみて自分の耳にしっくりとフィットするもの、そして再生されるサウンドが自分のフィーリングに合うものを選ぶ事ができますが、ワイヤレスイヤホンとなると家電量販店の様なショップでは殆どが試聴できないだけでなく、イヤホン専門店に行っても試し聴きする事ができるショップはあまりありません。
特に今回紹介します「Åtta Göra Liberté」の様に耳の穴の中に差し込んで固定する様なカナル型(AirPodsはインナーイヤー型)のワイヤレスイヤホンはイヤピースと言ってイヤホンに取り付ける柔らかいシリコン等の素材で作られたイヤホンのスピーカーの先に差し込んで使うアダプターが自分の耳に合うかどうかなのですが、最近は複数のサイズのイヤーピースが付属していますので、余程耳が小さいと言う事でなければ装着は問題ありません。
となると残るはサウンドになるのですが、ここはもう試し聴きできないとすれば賭みたいなものになるのですが、この「Åtta Göra Liberté」の様にグラフェンドライバーを使用してればほぼ音質的にも問題なく期待が持てます。
グラフェンドライバー
では何故、グラフェンスピーカー、グラフェンドライバーを使用していると音質的には問題がないと言えるのでしょうか?
それはグラフェンと言う素材に秘密があります。
グラフェンと言うのは炭素から作られた物質なのですが、その強度はダイヤモンドよりも硬い上に熱伝導、電気伝導性がとても良い素材で、シート状のグラフェンシートは電気を流すと発熱するだけでなく、伸縮すると言う特性を持ち合わせています。
ですからグラフェンシートは最近ではヒーター入りのジャケットなどの発熱素材として使われたり、熱を伝えて放出する為のヒートシンクとして使われたりもしていますし、伸縮する特性を生かしてスピーカーとしても利用されています。
音と言うのは空気の振動で伝達されますので、グラフェンシートを伸縮させて空気を振動させる事で音として人の耳へと伝える事ができるのですが、この伸縮率は電圧電流を調整する事で簡単に制御できますので、20Hz〜20kHzと言う人間の耳で音として捉える事のできる周波数の音をほぼ全て同じ音量で出す事ができるのです。
これが普通の昔ながらのコーンを使ったスピーカーですと周波数特性と言うのがあり、中高音域の出せるツイーターの様なスピーカーは低音が出し辛かったりするので、ドラムやベースと言った低音域の楽器のサウンドが物足りなかったりしますし、採用するドライバー(スピーカー)に音は左右されるのですが、このグラフェンスピーカーは前述した様にほぼ全ての音を均一に出せるので、小型のイヤホンながら迫力のあるサウンドが楽しめると言うわけです。
Realtek社の8763BFR
そしてこの「Åtta Göra Liberté」にはRealtek社の8763BFRと言うBluetoothモジュールを採用しています。
このチップはとても優秀で、Bluetooth5.0に対応し、Bluetooth5通信モジュールを搭載した最新のiPhoneとであれば10m以上離れても音が途切れると言う事はありませんし、何よりAACコーディックと言ってiPhoneで使われているオーディオ転送プロファイルに対応していますのでiPhoneでは最高の音質でサウンドを楽しむ事ができるのです。
ちなみにこの8763BFRはAirPodsに似たワイヤレスイヤホンの多くに使われていたりもします。
連続再生時間6時間
そしてこの「Åtta Göra Liberté」はグラフェンスドライバーを採用した事で消費電力がとても低く、50mAのバッテリーしか搭載していないも関わらず連続再生時間は6時間と驚きのロングプレイを実現しています。
またワイヤレス充電に対応したケースと合わせるとフルで24時間再生する事ができますし、ケースに15分戻すだけで3時間の連続再生が可能など、使い勝手も良いワイヤレスイヤホンですので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
この記事へのコメントはありません。