ブルーレイレコーダーやテレビ、HDDレコーダーなどAV機器は10年ほど前からスマートフォンにインストールしたアプリで操作する事ができたり、インターネット経由で番組の録画ができたりしていましたが、総務省の規制緩和でようやく家電製品もインターネット接続が許される(ハッキング等で異常動作させて火災を起こさせたりすると言う事ができるので、住宅設備に関してはなかなか許可が下りなかったと言う歴史があります)様になり、今の最新の家電製品はエアコンはもちろん給湯器、照明などもインターネット経由でスマートフォンで操作できる様になっています。
ですが、まだ壊れていない家電製品をスマートフォンからコントロールできるからと言って買い換えるのも勿体ない話で、その為に赤外線リモコンで動く家電製品に対しては学習リモコンと言うジャンルのWiFiでインターネットに接続されたり、Bluetoothでスマートフォンと直接接続する事で赤外線を出して家電製品をスマートフォンからコントロールできる様なガジェットも数多くあります。
ただここで問題になるのがインターネットにも直接繋がっていない、赤外線リモコンでも動かせない様な家電製品はIoT化する術がありません。何故ならダイレクトにボタンを押さなければ動作しないからです。
そこで今回は、インターネットに接続しスマートフォンから指示する事で直接ボタンを押して家電製品を動かすスイッチボットと言うジャンルのIoT化機器「Fingerbot」をご紹介致します。
スイッチボットとは
スイッチボットと言うのは前述した様にWiFiであったりBluetoothでスマートフォンと繋がり、アプリの操作で飛び出たアームをソレノイドで動かす事で物理的にスイッチを押させると言うガジェットです。
このスイッチボットは、例えば壁の照明のスイッチなどをスマートフォンからON/OFFさせたい様な時にアームが動きスイッチが動く事でON/OFFできる様な位置に貼り付けるだけでスマート化できる所で、これをPanasonicのアドバンススイッチ リンクモデルで実現させるとたった1個のスイッチをスマートフォンに接続するだけで2万円以上の費用が発生しますので、このスイッチボットはかなり安上がりにスマート化できると言う事になります。
様々な形状のスイッチに対応したアーム・アダプタ
そしてこの「Fingerbot」が他の既に市販されていたり、これから市販化される様なスイッチボットと大きく違うのは様々なスイッチを操作する事ができる様に色々なアームが付属している所です。
例えば標準的な押しボタンスイッチ1つとってもこの「Fingerbot」のアームは長さを変える事ができ、スイッチを押すのに長さが足りない場合は延長ロッドまで付属しています。
また壁のシーソースイッチであればどちらか片方しか押せませんが(スイッチボットは押す事はできても引く事はできませんし、もちろんアームは固定なので反対側を押す事もできません)、小さな吸盤のついたアームが付属しておりシーソースイッチに吸盤を貼り付ける事で押す事も引く事もできる様になっています。
またトグルスイッチなども輪っかで引っ掛けて押す事ができますし、タッチパネルになったスイッチも押せるアダプタが付属していますので、この「Fingerbot」に押せないスイッチは無いと言っても過言ではありません。
ゲームのレベルアップも自動化
そしてこの「Fingerbot」にはタッチパネルを押す事ができるアームが付属していると紹介しましたが、このタッチパネル用のアダプタを使用する事で、スマートフォンのタッチパネルを押す事でレベルアップできる様なゲームであればこの「Fingerbot」が代わりに自動でポチポチと押して自動レベルアップさせる事ができたりもしますので便利です。
Adaprox Bridge で更に便利に
この「Fingerbot」はBluetoothでスマートフォンとリンクされ動作する様になっています。
ですから外出先からインターネットを使い「Fingerbot」を動かして自宅の照明のスイッチを押したり、エアコンのスイッチを押したりと言う事は残念ながらできません。
ですが”Adaprox Bridge”と言う中継コントローラーを使う事でインターネット経由で外出先からスマートフォンで自宅の「Fingerbot」を操作する事ができる他、スケジューリングで決まった時間に「Fingerbot」を動作させると言う事も可能になりますし、Google Home、Amazon Echo、Home Podと言ったAIスピーカーからも「Fingerbot」を操作できる様にもなりますので、自宅でたくさんの「Fingerbot」を利用する様な場合は”Adaprox Bridge”があると便利ですので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
この記事へのコメントはありません。