ガス溶接もアーク溶接も仕事としてではなく趣味として行うのであれば基本的には資格は不要ですが、ガス溶接はアセチレンガス等の可燃性ガスボンベや酸素ボンベが必要となって来ますので、そう言ったボンベの取扱と言う点でもアーク溶接の方が手軽です。
ではどう言った溶接機を揃えれば良いのかと言えば、アーク溶接には非消耗電極式(非溶極式)と消耗電極式(溶極式)とがあり、前者の溶接法としてはTIG溶接、プラズマ溶接、後者には被覆アーク溶接、マグ溶接、ミグ溶接、EGW溶接と言った種類があり、どの様な金属を溶接するのかで溶接法は変わって来ますが、今回紹介する「7-in-1 YesWelder Firstess CT2050」を選んでおけばほぼオールマイティーにアーク溶接が可能です。
コンプレッサー内蔵のプラズマ切断
今回紹介するアーク溶接機「7-in-1 YesWelder Firstess CT2050」の1つの特徴としてコンプレッサーを内蔵している事が上げられます。
プラズマ溶接やプラズマ切断では水素や酸素、最近では空気をプラズマ化して溶接や切断したい素材に照射する事で素材を加熱し溶接したり切断したりするのですが、別途空気を圧縮してプラズマカッターに送る為のコンプレッサーが必要になって来ます。
そのコンプレッサーをこの「7-in-1 YesWelder Firstess CT2050」では内蔵していると言う事で別途コンプレッサーを用意する必要がありませんし、切断と溶接の両方がこの1台で出来るので、別々に購入しなくても良いのです。
初心者でも出来るアルミ溶接
またこの「7-in-1 YesWelder Firstess CT2050」ではアルミ溶接のモードを持っています。
アルミ溶接はよく難しいと言いますが、確かに鉄やステンレスと比較しても非常に難しく、よくやってしまうのが”溶接棒が先に溶けてしまい、母材と同化してくれない”と言った失敗です。
これをこの「7-in-1 YesWelder Firstess CT2050」では自動的に最初に短時間、大電流を流して母材を溶かす事で防ぎますし、電流も自動調整する機能がついているので失敗も少なくて済むだけでなく、6010溶接棒に対応しているのも魅力的な点の1つです。
連続使用可能なデューティサイクル100%
また溶接機や切断機は一時的に大電流を流すので、装置そのものが発熱し一定温度以上に上がると能力が下がるので冷却するまで使えません。これをデューティーサイクルと言うのですが、この「7-in-1 YesWelder Firstess CT2050」では、室温25℃で220V/45Aでプラズマ切断した場合、デューティーサイクルが100%なので10分間連続して作業できると言う事になります。
このデューティーサイクルが60%とかになると6分間使って4分休んで冷却してから再使用と言う事になるのですが、それですと途中で止めなければならず切断面に段が出来てしまったりするのですが、この「7-in-1 YesWelder Firstess CT2050」なら一気に作業でき綺麗にカットできると言う事になります。
また100V/200Vどちらでも使える様になっていますので、詳細なパワーレート等は下記URLにてご確認ください。
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