大容量の外付けのハードディスクと言うと1年ほど前までは3.5インチや2.5インチのHDDを使用したものが普通でしたが、今ではメモリー価格の下落と3Dメモリーの様な容量密度の高いメモリーが登場した事で、外付けハードディスクと言えばSSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)へと主戦場を写しています。
そしてSSDの魅力は何と言ってもその速度で、ノートPCに入っていたHDDをSSDに換装した時に、起動スピードの劇的な速さに感動された事がある方もおられるのではないでしょうか?
ただSATAと言う外部記憶装置とのデータを転送する規格はとても古く、規格上の転送スピードは最大でも6Gb/sと、USB3.1の10Gb/sよりも遅く、USB3.2は20Gb/s、そしてThunderbolt 3は40Gb/sと、昔はファイル転送時等にストレスを感じる事はなかったでしょうが、現在では何もかもがスピードアップしているので、この遅さがストレスにもなります。
そこで今回は、NVMeストレージを使ったUSB3.2規格の外付けSSD「SLIMIO」をご紹介致します。
フリスクサイズの「SLIMIO」
まずこの「SLIMIO」で1番目に付くのが大きさだ。最大2TByteタイプもラインナップされているのにも関わらずケースの大きさは53mm×26mm×9mmとまるでフリスクエースサイズ大で重さも17gしかない。
これは2230サイズのM2.SSDを使用したからこそ実現した大きさなのであるが、もっと驚異的なのがKickstarterで行っている募集では、512Gが$69、1Tが$99、2Tでも$159(プラスどれも日本への送料は$5追加)と驚異的な価格を提示している所にある。
この「SLIMIO」と同じ様なフリスクサイズのSSDは他のメーカーも発売しているが、クラウドファウンディングと言う製品化のための資金集めの為のリワードとしての価格設定だとしても驚きである。
文句ないアクセススピード
そしてこの「SLIMIO」ではUSB側のコントローラとして”ASMedia ASM2362”、SSD側のコントローラとして”SiliconMotion SM2263”を採用し、東芝製のKioxia 3D NAND Flashが使われたNVMeを使用する事で何とRead/Write共に1,000MB/sでのアクセスが可能となっていますので、ファイル転送もPC内のM2.SSDに移動・コピーさせるのと変わらないスピードで行えますので、ストレスもたまりません。
Windows10をプリインストール可能
またこの「SLIMIO」にはWindows10をプリインストールしたバリエーションを選択する事もできる(ライセンスは別途購入)。
そして何とMacから「SLIMIO」のWindows10を起動する事ができるだ。
MacでWindows10を起動させようとするとBoot Campさせるか、VMwareの様な仮想化ソフトを入れなければいけないが、どちらもインストールする為にかなりの容量を必要とするし、アプリ(ソフト)を入れると更にSSDの容量を圧迫してしまう。
そうすると費用的にSSD容量の少ないMacを選んだ方は小まめなファイルの退避やバックアップ作業と言う手間が増えてしまうが、この「SLIMIO」ならPC内のSSDはインストールには一切使用しない為とても魅力的です。
しかも、新しくWindwos環境を構築したいと言った場合、この「SLIMIO」だけで5分あれば工場出荷状態に戻せるので、Widdowsのテスト環境をいくつも作ると言った際にはとても便利です。
ゲーム機にも使用可
またこの「SLIMIO」はホットスワップ式のSSDなので、Macに限らずWindows、Linuxマシンでも外部ストレージとして使えますし、iPad ProのバックアップメディアやAndroid端末のバックアップメディア、ファイル転送メディアとしても利用する事ができます。
またPS4の様なゲーム機にも使えゲームの保存にも使えるなど、幅広い使い方ができ、なおかつ5年補償がついて来るので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/slimio/slimio-high-speed-portable-ssd
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