従来、高速で読み書きできる外部ストレージと言うとHDD(ハードディスク)しかありませんでしたが、3D NAND型メモリの成功のおかげでメモリの高密度化と量産による低価格化によってSSDは大容量化と低価格化、及びHDDとは比較にならないアクセススピードで今やメインのHDDはSSDに取って代わられています。
それとは別にSATAと言う外部記憶装置の接続インタフェースより高速なアクセスを可能とするグラフィックカード等の接続規格として従来からあるPCI-eを利用したNVMe(Non-Volatile Memory Express)と言う規格のSSDも現れ、起動用のHDDとしてデスクトップPCや薄型ノートPCで今、非常に多く採用されています。
そんな高速アクセスが可能なNVMeとUSB 3.2 Gen2と言う10Gbpsアクセスが可能なUSB規格とを組み合わせた高速アクセス可能なSSDと言うか、高速アクセス・高容量なUSBメモリーが最近は増えて来ており、今回紹介する「iCruzer SSD」もそんなSSDの1つです。
総容量60GBのファイルをたった1分で転送
この「iCruzer SSD」は読み込みスピードが最大約1087MB/s、書き込みスピードが最大約997MB/sと言う非常に高速に読み書きができるSSDで、HDDの接続規格のSATA IIIでも実質的な転送スピードは600MB/sと比べても遙かに高速にファイルを転送できる事が分かります。
これはNVMeとUSB3.2 Gen2を組み合わせたからこそ実現できた転送スピードで、下位互換を保ったUSBメモリーでは到底実現できませんし、この「iCruzer SSD」と同じ2TByteのUSBメモリとなると価格も10倍強しますので、この「iCruzer SSD」がどれだけ価格面でも使い勝手においても使い易いのかがよく分かります。
そして実際のところ、この「iCruzer SSD」では60GByteのファイルをたった1分で転送する事ができるのです。
つまり2TByteのこの「iCruzer SSD」では30分弱で2TByteものファイルを丸々転送できると言う事になります。
耐水・耐衝撃性
次にこの「iCruzer SSD」には、完全防水ではないにしても、IP55の防滴性を持っています。
フリスクケースよりも小さなこの「iCruzer SSD」は、うっかりと落としてしまったりするかもしれません。
ですので、うっかりと落としても壊れない様に耐水性と耐衝撃性を備えており、うっかりと落としてしまっても安全です。
あらゆるデバイスで使用可能
またこの「iCruzer SSD」はPHISONの”PS5013-E13TI”を使用しており、WindowsPCだけでなく、MacOSを搭載したMacBookやiMac、iPad ProそしてSwitchやPS4,Xbox Oneと言ったゲーム機でも使用可能です。
更に転送スピードは落ちますが、USB-C→USB-A変換コネクタを使えば従来のパソコンでも使用可能ですので、小型の大容量メモリーに興味を持たれておられ詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/icruzer/icruzer-ssd-redefine-speed-storage-design
この記事へのコメントはありません。