めっきりと寒くなっただけでなく最近は日没の時刻も早くなり、学校や会社から帰る頃には通学路や通勤路は真っ暗です。
特に街灯のない様な道路を使って通学・通勤していると、見通しの良い真っ直ぐな一本道でも街灯がなければ、対向車や後ろから迫って来る車両には気をつけなければいけません。
何故なら暗いと距離を計測する際の比較対象とするものが見えませんので距離感覚がつかめないからです。しかも車を運転するドライバーがハイビームを点灯せずにロービームだけで運転していると40m先ほどまでしか照らし出しません(ハイビームなら100m)ので、走行する自転車を照らし出した頃にはすぐにぶつかる距離だからです。
なおかつ自転車のライトの光源は小さい上に一灯しか点灯していませんので、もし車のドライバーがライトの光を認識できたとしても周囲が真っ暗だと本当に距離感が分からないのです。
そこで今回は、とても被視野性が高く安全性の高い自転車用ヘルメット「FARO」をご紹介します。
MIPS搭載ヘルメット
まずこの自転車用ヘルメット「FARO」はMIPS搭載であると言う事を紹介しておかなければなりません。
MIPSとはMulti-directional Impact Protection Systemの略で、日本語では多方向衝撃保護システムと表現しています。
この多方向衝撃保護システムは頭部を衝撃から守る、保護するシステムの事でMIPS搭載のヘルメットではインナー、アウターシェルの間に低摩擦レイヤーを加えた3層構造になっており、外側のシェルで受けた衝撃は低摩擦レイヤーからインナーシェルに伝わるまでに出来る限り吸収される様にできている他、各レイヤーが完全に固定されているのではなくある程度動く様になっている事で衝撃を動きで吸収して頭への衝撃波の伝搬を抑制する様に作られています。
ですからもし、事故等で落車して頭部を打った場合、一般的な硬質発泡スチロールだけで覆われた自転車用ヘルメットに比べて怪我が少なくて済むと言う訳です。
フルカラーLEDグラーデションするバックLED
次にこの「FARO」で特徴的なのが46ものフルカラーLEDをリア部分に内蔵している事です。
この「FARO」だけではなくLEDを内蔵してブレーキに合わせて点灯したり点滅したりするLED内蔵のヘルメットはたくさんあります。
ですがこの「FARO」にはフロント部分のヘッドライト白色LED15個、にブレーキランプ用の赤色LED15個の他に46個ものフルカラーRGB-LEDをブレーキランプの下に敷き詰めており、フルカラーでグラデーションさせたり、好きな色で点滅させたり流したりとスマートフォンのアプリによって点灯・点滅の色や仕方まで自由にスマートフォンにインストールする専用アプリによって設定できる様になっています。
それによって赤で点滅するだけでしたら、日常よく見かける自転車用LEDテールライトが点滅している程度にか思われませんが、フルカラーでグラデーションしているとついつい何かと車を運転するドライバーが見入る事で、自転車で走行している自分に注視する様になり、それによって自転車で走行しているバイカーに気を付けると言う意識を高める事ができ、それが安全に繋がると言う訳です。
そしてLEDをフル点灯させた場合の輝度は500ルーメンと60W電球相当の明るさに相当し、時間も最長10時間連続点灯させる事ができますので、2〜3日充電を忘れても安心です。
ブレーキ&ウインカー
次にこの「FARO」にはブレーキをかけた時に減速を検出する加速度センサーを内蔵しており、自動的にブレーキライトを点滅させて後続車に知らせる機能を持っています。
更にはハンドルバーに取り付けるウインカースイッチを搭載しており、スイッチONで曲がる方向に矢印が流れるアニメーションがバックのフルカラーLEDを使って流れる様になっていますので、1番危険な右左折時も安心して曲がる事ができますし、何より頭の位置で点灯しますのでトラックの様な車高の高い車からでも被視野性は高いので安心ですので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/unit1/faro-a-sleek-visibility-first-smart-helmet
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