スマートフォンでミクロの世界を撮影したい場合、顕微鏡にダイレクトにスマートフォンを取り付ける事ができるものもあれば、接眼レンズに取り付けるアダプタの様なものがオプションとして用意されているものもありますが、1番多く利用されているのがマクロレンズでしょう。
このマクロレンズにしてもクリップで挟むタイプのもの、そしてスマートフォンケースのネジ穴差し込んで取り付けるもの等非常に様々なタイプのものがあります。
この中で1番便利なのがクリップタイプです。スマートフォンのレンズにマクロレンズが重なる様に合わせてクリップでスマートフォンを挟むだけなので扱うのも簡単ですし、何と言っても汎用性があります。
一方、スマートフォンケースがレンズマウントになっていてカメラを取り付けるタイプのものは、最近増えて来たiPhone 12 Proシリーズの様な3眼レンズのものは構造的にケースを作る事ができませんし、今後増えて来る多眼レンズのスマートフォンの事を考えると、買ってはみたものの今後使えるかが微妙です。
そこで今回は、レンズに貼ると言う斬新な最大800倍マクロレンズ「iMicro Q2」をご紹介致します。
何度も貼って剥がせるレンズ
さて、このマクロレンズは従来のマクロレンズとは違いレンズに貼り付ける様になっています。とは言っても貼り付けたままですとカメラで普通の画像撮影はできませんので脱着できる事が重要になって来るのですが、その脱着と言う部分をマイクロサクションカップと言って、目に見えない小さな吸盤が無数に敷き詰められたシートを使う事で何度も貼って剥がせるレンズを実現しています。
そして貼って剥がせる事と直径12.7mmと言うコンパクトさからスマートフォンのカメラのレンズの中心とも合わせ易く貼りやすくなっている点も見逃せませんし、直径1.27mmと言う大きさは、ちょうどどのメーカーのスマートフォンのリアカメラのレンズの直径とほぼ同サイズなので重ね合わせるのもとても楽ですし、それはiPhone 12でも同じです。
4枚レンズで像の歪みナシ
またこの手のマクロレンズの場合、たいてい凸レンズを1枚使って拡大していますので、撮影したは像は端へ行けば行くほど歪みますし、四角い物体も地球の様に丸くとまでは行きませんが、かなり球に近い状態にしか撮影できないのです。
ところがこの「iMicro Q2」では厚み3.2mmの間に4枚もの凸レンズや凹レンズを組み合わせる事で完璧に歪みのないシャープな拡大映像を撮影する事ができる様にます。
リフレクションカバーで被写体を明るく撮影
そしてこの「iMicro Q2」では普通は接写する場合、被写体にスマートフォンが近づく事でスマートフォンが被写体にかぶさり被写体に光が当たらない様になり被写体を真っ暗な場所で撮影しているのと変わらない様な状態になってしまっ、スマートフォンのフラッシュライトを点灯してもフラッシュライトの方向だけがうっすらと明るく照らし出されると言う感じになって、普通はハッキリとは撮影できません。
ですがこの「iMicro Q2」のレンズを覆うカバーは外光やフラッシュライトの光を集光・反射してレンズの先にある被写体に光が当たる様なリフレクション構造になっている事で、自ら光源を持たずとも被写体を明るハッキリと撮影できる様になっていますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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