”Fiido D11”に続いて今回紹介させて頂く折り畳み式の電動アシスト自転車「Fiido X」は”Fiido D11”をベースとしており、シャープなマグネシウム合金のフレーム、そして前後20インチのタイヤに前後ディスクブレーキ、そしてシマノ製7段変速ギア、そして見えないモーターこと250Wのハブモーターはそのまま受け継がれています。
そして”Fiido D11”は駆動用モーターをハブと一体化する事でアシストモードであれば最大25km/hまでのスピードアシストを行い最大100kmの連続走行が可能なほか、自走する電動モードであれば最大30〜60kmの走行が可能な自転車で、「Fiido X」ではバッテリー容量の増加で25%程度走行距離が伸びています。
セキュリティーが強化されたシートポストバッテリー
さて、今回紹介する「Fiido X」において一段目立つ変更は”Fiido 11”でも印象深かったシートポストバッテリーです。
この「Fiido X」においてもサドルとサドルを支えるパイプを一体化させてバッテリーパックを採用しているのですが、”Fiido D11”ではロックを外せば簡単にバッテリーが外せていたので、言い方は良くありませんが同じ”Fiido D11”に乗っている方であれば他人のシートポストバッテリーを抜いて持ち帰り自分の”Fiido D11”に差し込んで使えたり、交換したりと言った事がとても簡単に出来るのです。
ですからセキュリティーを強化して欲しいと言う要望もあったのでしょう、この「Fiido X」では暗証番号を入れないとロックが解除されない様になっていますので、盗難と言う点においては安心です。
またバッテリー容量も417.6Whに増えて走行距離も”Fiido D11”と比較して25%良くなり、アシストモードでは最大130kmまでのアシスト走行が可能になっています。
よりシャープに
そして大きな変更ではありませんが、よりスタイリッシュになる様に、フォルムがよりシャープに見える様にまず前輪と後輪を繋ぐ折り畳む際に重要なパイプに取り付けられたクランプとヒンジが完全にフレームの中に埋め込まれて段差がなくなりました。
以前はヒンジも飛び出て、ロックを外す為のレバー、クランプもボディーフレームから露出していたのですが、それらが全てフレーム内に納められてスッキリした事で見た目が良くなっただけでなく飛び出たパーツで足を擦ってケガをすると言った事がなくなってます。
また”Fiido D11”ではバッテリーから車体への給電カールケーブル付きのコネクタを差し込む事で行われていたのですが、「Fiido X」ではシートポストバッテリーを差し込むだけで給電できる様になっており見た目もケーブルがない分シャープになっています。
3つのバリエーション
そして今回「Fiido X」には3つのバリーエションがラインナップされています。
自転車の部分の基本スペックはどれも同じなのですが、電気系統で”Fiido X”と”Fiido X(US)”は417.6Whのバッテリーを搭載し、”Fiido X Lite”は半分のバッテリー容量で走行距離も短くなっていますが、その分価格は抑えられています。
また”Fiido X”と”Fiido X Lite”は250Wモーターを内蔵し最大時速は25km/hですが、”Fiido X(US)”は300Wモーターを内蔵し最大速度は32km/hとなっています。
また”Fiido X”と”Fiido X(US)”は油圧式のディスクブレーキですが、”Fiido X Lite”はケーブル駆動のディスクブレーキと価格を抑える為の工夫が見られる仕様になっていますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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